こんにちは、特派員の待鳥です。
今年は規制緩和でいろんなイベントが開催されてますね。
4年ぶりに「御観音堂祇園祭(崩道の大蛇山)」も開催されました。
旧暦の6月17日に行われるお祭りなんですよ。
大蛇山といえば、山車が動くイメージですが、
崩道の大蛇山は山車は動かないんです。
大蛇は、祭りの朝に観音堂の横に作られるんです。
大蛇が木から降りて池に酒を飲みに来ている様子だそうですよ。
池や、大蛇の歯が赤いのは血を現しているそうです。
大蛇を作るのは中学2年生の男の子。
地元の大人の方々に教わりながら作るんですよ。
胴体は藁で、頭は潟の泥などを固め、貝殻などでうろこなどを装飾します。
貝や潟の泥などは、祭当日の朝に有明海へ採りに行くんですが、
最近では集めるのが難しい貝もあり、年間かけて集めてあるそうです。
右が雄、左が雌の大蛇です。
尻尾の作り方や、顔の形など、雄と雌の大蛇で作りが違うんですよ。
迫力ありますよね
地元の人も「よくできてる」「上手」と言いながら見られてました。
さて、大蛇山といえば・・・崩道の大蛇も火を吹きます。
大蛇を作った子たちが花火を使って大蛇の口から火を吹かせるんですよ。
(大人がそばについています)
火を吐く大蛇も迫力満点ですよね。
そして、夜から始まった奉納イベント(地域の人たちのカラオケ大会や露店(キッチンカー)、スペシャルステージショーなどなど)も盛り上がってました。
地元の人達も楽しそうでしたよ。
崩道の大蛇山は。昔、水害が多かったこの土地に観音堂を設置し、奉納したのが始まりです。
その時からこの大蛇のスタイルは変わらず守り続けられていて、
地域の人に根付いている祭なんですよ。
この他にはない珍しい大蛇山はこれからも継承されてほしいですね。
崩道の大蛇山
大蛇の詳細は昔の記事に詳しく載せていますので見てくださいね → https://yokavanmou.com/report/kuedodaijyayama/
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開催日:旧暦6月17日
場所:南浜武 崩道観音堂(崩道公民館のそばの児童公園内)
駐車場はありません。
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