昨年秋、柳川市大和町・中島商店街でライトアップが行われ、その点灯式イベントで「琉球國祭り太鼓」を見ました。
肩から下げた太鼓をたたき踊る姿はカッコよく、リズムも揃っていて迫力満点。見入っていたところに大きな獅子も登場してびっくり! あまりの迫力に来場者は驚きの表情を浮かべ、会場は拍手喝采でした。
聞けば、太鼓の皆さんは柳川支部として活動しているのだとか。
そこで、練習にお邪魔してみました。
「琉球國祭り太鼓」は、沖縄の伝統芸能エイサーをベースに、空手の型を取り入れた独自の振り付けとダイナミックなバチさばきが特徴の創作太鼓集団です(HP参照)。
沖縄を中心に全国に53支部があり、海外にも28支部があります。
古典音楽からポップスまで幅広い音楽を取り入れており、それが人気の理由の一つでもあります。
柳川支部の結成は2007年。
現在、今年1年生になるという子どもから40代の大人まで、約20名が活動しています。
年齢・性別に関係なく参加でき、親子で楽しんでいる人もいるそうです。
メンバーの主な構成は、肩から下げたり床に置いてたりする「立ち太鼓」と、腰に下げたり手に持ったりする「締め太鼓」、平たい形の太鼓「パーランク」。
これにカチャーシー(手踊り)が加わったり、獅子が登場したり。
興が乗ってくると指笛が高らかになり、よりいっそう盛り上がります。
獅子はステージを盛り上げるだけでなく、縁起ものとして喜ばれています。
メンバーは各地でのイベントや「博多どんたく」などに参加し、沖縄出身のミュージシャンのコンサートに出演したこともあるそうです。
明るい音楽とリズムが心地よく、とにかく楽しいというのがこの活動の魅力のよう。
そのことはメンバーの笑顔が物語っています。
「イベントなどで各地の支部と共演することも多く、全国に友人ができるのも魅力。進学や転勤で柳川を離れても、他の支部に参加して続けることができます」と、柳川支部長の原田さんは話します。
活動を通して、学校で堂々と発表するようになるなど、子どもたちには日常生活にも変化があるようです。
「コンテストではないのだから、少々失敗してもいい。明るく、思いきり楽しんでほしい」と、原田さんはいいます。
明るい音楽に乗って思いきり太鼓をたたく…。
良いリフレッシュになりそうですね。
何かに熱中することは、子どもにも、大人にも良いことですね。
興味のある方は練習をのぞいてみませんか。
■琉球國祭り太鼓 柳川支部
○練習:毎週水・土曜 19:30~22:00(ジュニア19:30~20:30、大人20:30~22:00)
○練習会場:柳川市三橋生涯学習センター(柳川市三橋町正行431-2)→地図
※参考:琉球國祭り太鼓ホームページ→こちら