こんにちは、特派員のツツミです。
今日は上映サークル「つ」の紹介です。
2月23日(日)、水の郷ホールで、ドキュメンタリー映画「骨を掘る男」の上映会があります。
この上映会を企画・開催するのが、上映サークル「つ」の皆さんです。
上映サークル「つ」は、柳川市近郊のお寺の住職さん&関係者で発足したサークル。
恵楓園での保養活動など、宗派を超えた活動を通じて知り合ったメンバーで、2024年からドキュメンタリー映画を不定期で上映しています。
これまで、川崎市の子どもの居場所を描いた「ゆめパのじかん」、官民協働の刑務所での受刑者に迫る「プリズン・サークル」、15歳の少女の視点を通して沖縄を見る「ちむぐりさ」、外国人労働者の生活を描く「海辺の彼女たち」などを上映してきました。
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お寺で上映されることも
どれも新作ではありませんが、見る機会を逸したり、改めて見直したりする絶好の機会となります(私はほとんどが初めて見る映画でした)。しかも料金が安い!
お寺を会場にしている時もあり、少人数での手作り上映会という感じです。
しかし、興味深いのは、上映後に講演や意見交換会が行われることです。
「ゆめパ~」上映後には、教育問題に詳しい大学教授の講演会がありました。
「ちむぐりさ」の時は石川県珠洲市在住の主人公から能登半島地震の話などをオンラインで聞き、「海辺の~」の時は、海外からの移住者支援を行っている方から労働者の現況を聞きました。
また、お客様が車座になって映画の感想を話すこともあります。
さまざまな人の意見・感想を聞くことで理解が深まり、面白いものです。
私はここで新しいお友達ができました。
2月23日上映の「骨を掘る男」は、沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続ける男性を追ったドキュメンタリーです。
1回目の上映後、意見交換会・交流会が行われる予定です。
ちなみに、サークル名の「つ」は九州の方言で「かさぶた」を意味します。
映画を見て語り合い、傷を分け合い、癒す場を作っていきたいという思いが込められています。
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2024年の発足から1周年!
メンバーは、時折集まってはプチ上映会をしたり、上映候補作品について話し合ったりしています。映画に興味のある方は、こちらへの参加もどうぞ。
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食べ物・飲み物を持ち寄って映画談義のメンバー
■上映サークル「つ」結成1周年記念上映会「骨を掘る男」
◯日時:2024年2月23日(日)①14時 ②18時
◯会場:水の郷ホール(柳川市上宮永町6-3)
◯料金:大人1,000円、学生500円
※参考:「骨を掘る男」ホームページ→こちら