こんにちは。特派員のツツミです。
季節外れの暑さから一気に晩秋、初冬という感じになりましたね。
さて今日は、温泉、ビール、料理という柳川の小さな小さな旅をご紹介します。
柳川には、免許返納した高齢者や電車・バスの少ないエリアの方々に向けたコミュニティバスがあります。どこまで乗っても1回100円!
住宅街を通るためやや遠回りで時間がかかりますが、電車からバスへの乗り継ぎが不要で料金も安く、便利でラクです(時間さえあれば…)。
そこで、この日は、家の近くからコミュニティバスで「水の郷」へ。
昼前に「水の郷」に着いて館内の柳川温泉「南風(はえんかぜ)」へ。
ここはヌルっとした天然温泉なんです。
で、温泉で温まったら…、お風呂上がりはビールだな。
館内で食事もできるけれど、ブルワリーへ行くことに。
水の郷からトコトコと沖端へ向かいます。
足湯公園、亀の井ホテル裏の遊歩道は、雰囲気いいんですよね。
外堀の水辺にほどよく木々が植えられ、林の中のさんぽ道という感じ。
ウォーキングする人、犬を連れて歩く人がいて、途中から川下りコースに合流するので舟に乗った人々の姿も見えて、のどか~な風景を楽しめます。
5~6分歩いたら「ブルワリー柳河」に到着。
ここは柳川杜氏の一人、黒田信久さんが醸すクラフトビールのお店。
主に金・土・日曜に営業し、ビールや軽食、スイーツなどを味わえます。
造っているビールは4種類。
◯ペールエール…イングランド系のまろやかな麦芽の味わいに柑橘系の香り。飽きのこない素直な香味をが特徴。
◯アンバーエール…麦芽のしっかりしたコクのある味わい。味の濃い料理とよく合う。
◯ウィートエール…小麦を使用し、スッキリ爽やかな酸味と上品でフルーティーな香りを感じられ、後味にはキレもある。
◯スタウト…重厚な本格的なスタウトながら柔らかな味わい。食後のスイーツとも好相性。
迷いますよね…。なので、少しずつどれも味わえる「飲み比べ」(1200円)をオーダー。
季節の野菜等を使ったプレート(ハーフ500円)と、バッファローウイング(800円)というチキンも一緒に味わうことに。
料理担当は、地域おこし協力隊を経て柳川に移住した西濱さん。
地元の食材や調味料を使って、おつまみやスイーツを作っています。
プレートは日によってメニューが替わるそうで、この日は、キャロットラペ、じゃがいものローズマリー焼、れんこんのきんぴら、チキンのゆずこしょうソース、ブロッコリーの味噌マヨネーズ和えの5種類でした。
どれも上品な味わいで美味しい!
お酒を提供する店は濃い味付けの店も多いようですが、ここの料理はビールの味を殺さず、よくマッチします。
このプレートは、軽めのペールエールに合いますね。
チキンは「ゆずすこ」で下味をつけているそうで、後味はほのかにゆずの香りも。
ピリ辛で、黒ビールのスタウトにぴったりです。
ボリュームたっぷりなのは、“量”が大切な要素である柳川らしいところです。
クラフトビールはクセの強いイメージを持っていましたが、ここのビールは飲みやすくてビールらしいビールという感じがしました。
さて、皆さんはどうでしょう?
日によってランチもあり、ビール苦手な人のためにコーヒーやスイーツもあります。
また、チャリティケーキもあるそうで、その売上の一部は、保護猫活動や能登半島地震の被災地へ募金しているそうです。
さて、美味しいビールと料理を味わった後は、沖端のコミュニティバス停(夜明茶屋近く)まで歩き、そこから再びコミュニティバスで柳川駅へ。夕方は家の近くまで行くバスはないため柳川駅から電車で家へ。ちょっぴりほろよい気分で柳川の小さな旅を楽しんだのでした。
■柳川散策~ブルワリー編
◆コミュニティバス(1回100円)
※柳川市ホームページ参照
※エリアによってルート、バス停が異なります。
◆水の郷・柳川温泉「南風」
◯時間:10時~20時入場、月曜休館
◯料金:一般410円
※柳川市ホームページ参照
◆ブルワリー柳河
◯住所:柳川市沖端町7-3
◯TEL:0944-72-1005
◯営業:金・土・日(詳細はInstagram参照)