こんにちは。特派員のツツミです。
今日は、今週末に迫った「白秋祭」のイベントを紹介します。
「白秋祭」は柳川が生んだ偉大な詩人・北原白秋先生を偲んで開催されるお祭りです。命日をはさんで毎年11月1日~11月3日に行われています。
今年は特に北原白秋生家開館55周年、来年の白秋生誕140周年を記念し、白秋生家・記念館ではロビーコンサートが予定されています。
まず11月1日、ハイ・バリトン歌手の武井こうきさんによるロビーコンサートからスタート。
そして11月2日に、柳川の歌姫・古賀理紗(ソプラノ)さんのロビーコンサートを開催。
11月3日には、「白秋の調べにのせて」と題したわらべうたのコンサートや、九大マンドリンクラブ同窓会によるコンサートが行われます。
白秋先生のさまざまな楽曲を、さまざまな歌、演奏で楽しめます。どうぞ足をお運びください。
なお、期間中は白秋祭水上パレードが行われ、行灯が灯る多くの舟が掘割を行きます。その様子は美しく、圧巻です。掘割わきにはステージが設けられ、高校吹奏楽部等による演奏もあります。
水上パレードは沖端から三柱神社周辺までの川上りとなっており、終点では花火打ち上げも予定されています。
乗船受付は締め切られていますので、遊歩道などから幻想的な風景をお楽しみください。
そうそう、柳川市には、若手職員らによる船頭クラブがあります。毎週1回、退勤後に川下りの練習をしているのですが、それもこの白秋祭に向けての趣味を兼ねたトレーニングです。
白秋祭は一斉に舟が出るため、川下り会社の船頭さんだけでは足りません。そこで関係者を乗せる舟の船頭として役目を果たそうと練習を重ねているのです。
昨年、本番に向けての最終調整をするということでお客様役として乗せてもらいました。練習の成果もあって皆さん上手! 無事、終点に着いた!と思ったら、後方でザブン!と水音が・・。
え?落ちた? と一斉に後ろを向いたら、職員さんの一人がずぶ濡れでした。すでに別の職員さんも落ちていたそうで、「あ~あ~、お前も!?」といった感じで皆で大笑いでした。
掘割は浅いため立ち上がれるし、皆がそばについているためすぐ舟に上がれるので安心なのですが、船頭練習では誰もが一度は経験する落下らしいです。竿の扱いは難しいんですよね。こうやって水に濡れながら練習している職員さんも、白秋祭というハレの舞台を迎えます。
■白秋祭
○期間:2024年11月1日(金)~3日(日)
○場所:北原白秋生家・記念館(柳川市沖端町55-1)ほか
○お問合せ:北原白秋生家・記念館 TEL 0944-72-6773
※参考:北原白秋生家・記念館ホームページ、柳川市観光協会ホームページ、白秋生家企画展