こんにちは特派員の待鳥です。
前回の続き「ゆるり旅」
■ 「白秋没後80年記念のインク「新生」で書写を」のご紹介です。
こちらは、北原白秋先生(以下敬称略)の詩を「白秋インク」で楽しむプログラムです。
北原白秋は柳川で中学(現在の高校)まで過ごしたあと上京しました。
いまでも柳川に生家があり、お亡くなりになった11月2日を挟む1〜3日の3日間は
白秋を偲ぶ白秋祭、1月25日には北原白秋生誕祭が行われています(*注1)
そして、
白秋インクとは、北原白秋の詩などから色をイメージした万年筆やつけペン用のインクです。
白秋インクをプロデュースしているのは、楠田千佳さん。
楠田さんから北原白秋、そして新生インクについての説明をお聞きしました。
楠田さんは、白秋インクのほかにも、地域おこし協力隊として柳川の大河ドラマ招致活動の
立花宗茂インクと誾千代インクも手がけられていますよ。
白秋インクはすでに3色が販売されていて、
新生インクは、
今年(2022年)の北原白秋の没後80年を記念して作られた新色です。
北原白秋がお亡くなりになる時に残した「あぁ甦った・・・(略)新生だ。新生だ。・・・(略)」という言葉やその日のことなどをイメージしたインクの色だそうです。
新生インクは、ラメ無し、ラメ有りの2色あり、
夜明の空の色のようなオレンジのような赤のような色。
そして、ラメインクの方の赤いラメは、白秋がお亡くなりになる前に食べた林檎の色をイメージされたそうです。
実は、新生インクの製品が間に合わなかったそうで、
当日のプログラムは、商品になる前のサンプルインクを使用して楽しみました。
(商品になる色、ならなかった色、どちらも綺麗でしたよ)
白秋ことについての説明を聞いたあとは、
用意していただいた原稿用紙に白秋の詩を書いてみます。
新生インクの他に、すでに発売されている白秋インク3色や
楠田さんの私物インクも用意していただいていたので、
いろんな色のインクを使って北原白秋の詩を書いたり、絵を描いたりと
参加者それぞれ好きな使い方でインクを楽しみました。
このプログラムにはインクが1瓶ついてきます。
私はラメ無しのインクを選びました。
ちょっとくすんだような、少しオレンジような、朱のような。
朝の太陽が昇りきる前の赤く染まった空の色のような。赤系の色です。
落ち着いた色合いでいろんな場面にて使えそうなインクですね。
白秋の詩を白秋のインクで書いて楽しむプログラムは、
自宅でもインクを楽しめるプログラムでした。
柳川ならではの体験ができるゆるり旅。
開催についてはHPをぜひご覧ください。
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白秋インクは、北原白秋記念館で販売されています。
「朱欒・曼珠沙華・思ひ出」の3色も楽しまれてくださいね。
北原白秋生家・北原白秋記念館
柳川市沖端町55-1 (地図)
柳川に来られた際はぜひ北原白秋生家にもお寄りくださいね。
HP → http://www.hakushu.or.jp/about_hakushu/index.php
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ゆるり旅 HP
https://yanagawa-yururitabi.net
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*注1)
白秋祭2022年は開催されました。
北原白秋生誕祭2022年1月25日は中止・2023年については未定です。