こんにちは。特派員のツツミです。
今、発酵料理や酵素ドリンクが注目されていますが、柳川にも「酵素玄米ごはん」を提供するカフェがあります。
以前から気になっていた、そのカフェに行ってみました。
場所は柳川市大和町、中島小学校の近く。
民家カフェ「ハレノヒ食堂」といいます。
明るくて元気が出そうな名前ですね。
「長岡式酵素玄米ごはん」を中心にしたランチ、お持ち帰りのお弁当、おにぎり、お菓子などを提供しています。
「長岡式酵素玄米ごはん」は、玄米と極小の小豆、塩で炊いたごはん。炊いた後、保温ジャーに入れて熟成させます。
熟成によって糖質がアミノ酸に変わり、うまみが増していくうえに消化もいいのだとか。お通じもよく、体質改善やダイエット効果も期待できるそうで、中にはアトピーが改善したという人もいるそうです。
キッチンを見せてもらったら、炊いて1日目、2日目、3日目…7日目、というようにジャーがズラリと並んでいました。
ジャーの中のごはんは毎日混ぜており、穏やかな気持ちで丁寧に混ぜないと美味しいごはんに仕上がらないと、店主の松岡さんは話します。
炊き上がり後の日数によって食感は少し異なり、3日目のごはんは若い感じ。日本酒もしぼりたては若い感じがしますよね? 7日目のものとは微妙に違うようです。
この日、私はカレーをいただきました。
ルーや小麦粉を使わず、お肉も入っていませんが、じゅうぶん美味しいカレーでした。
ごはんは滋味にあふれ、噛めば噛むほど美味しい。帰りにはごはんをテイクアウトしました。
ごはんだけの販売もしていて、ジャーや器を持って買いにくる常連さんもいらっしゃるそうですよ。
お菓子は卵、バター、乳製品を使っていないのですが、しっとりしていて甘みもあって、味に物足りなさは感じません。
お腹にもたれず、後味がすっきりしているのは、やはりバターが入っていないからかな? 食べごたえもあって美味しかったなー。
食べ物は健康に影響を与えますが、松岡さんは「酵素玄米ごはんをきっかけに、食生活だけでなくライフスタイルも変わった」という人をたくさん見てきたと言います。
シンプルながら美味しいものに出会ったら、足し算から引き算の生き方へと、だんだんシンプルになっていくのかもしれませんね。
松岡さんは発酵食の勉強を続けており、ネギやニンニクなど五葷(ごくん)を使わないような料理や、“うまみ”を研究していきたいといいます。
これからどんな料理が登場するのか、楽しみです。
また、昨年の秋晴れの日、カフェではマルシェが行われました。
近隣のまちからスイーツや野菜、クラフト、植物を扱うショップが集い、コロナ感染もおさまっていたため、久しぶりにお店にはお客様の笑顔があふれていました。
「料理教室を開いて!」という声も聞かれるそうですが、コロナ禍の中、マルシェやイベントの開催はままならず、やや残念。今後のイベントについてはホームページ等をご参照ください。
ちなみに、お店は水・木・金・土曜の11時から15時までの営業で、予約制となっています。ごはんに手がかかるから、というのも理由の一つですが、何より「フードロスをしたくないから」だそうです。環境にも配慮したお店です。
予約してお出かけくださいね!
■ハレノヒ食堂
○住所/柳川市大和町中島1030
○電話/0944-85-8894(予約は前日17:00まで)※配送や買い出しで留守の場合あり
○営業/水~土曜11:00~15:00(完全予約制)
○休み/日・月・火曜
○料金/ランチ1,430円~、長岡式酵素玄米ごはん(持ち帰り400g)1,080円、ほか
※詳細は下記をご参照ください。
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