こんにちは。特派員のツツミです。
お掃除ロボットや自動運転のクルマのように、
今やプログラミングは生活に身近なものになりました。
今日は、プログラミング体験の一つとして行われた
小学校のドローン体験教室の模様をレポートします。
体験教室を開いたのは、以前紹介したARIAKE DRONE STATION(アリアケ ドローン ステーション)のインストラクターたち。
柳川市内の小学校で体験教室をたびたび開いており、この日は豊原小学校(柳川市大和町)で総合学習の時間を利用して行いました。
体験教室に参加したのは6年生の30人。
大小のドローン飛行を見た後、グループに分かれてすぐプログラミングに取り組みました。
いきなり⁉と驚きましたが、インストラクターいわく「理論を説明してもわからないし、触りながら覚えていくほうが早く、子どもはすぐ覚える」からだそうです。
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グループごとにプログラミングに挑戦
プログラミングといっても「タブレットに数値を入力するだけ」。
ソフトがあるのか、ある程度は設定されているんですね。
これなら年齢や学歴はあまり関係なさそう。
計算ができればいいのかな。
ミッションは、スタートのH地点からドローンを離陸させ、体育館の端に置いたポールをクルッと回り、H地点に戻ってきて着陸させること。
子どもたちは、ドローンの動き方の説明を受けた後、H地点からポールまでの距離を測り、ポールを回って戻ってくるためにどうすればいいのか、を考えて数値を入力していきます。
やり方はグループ次第。
道具がない中、H地点からポールまでの距離を歩幅で測る人もいれば、上履きで測る人がいます。
飛行も、90度左折させてポールを回るようにしたり、帰りはバックで戻るようにしたり、グループによって違います。
過程はさまざまでも、最後はH地点の真ん中に着陸させればOK。
しかし、実際に動かしてみると、ポールまで届かない、ポールを回らない、H地点からずれる、など、なかなかうまくいきません。
そのたびにプログラミングを修正。
やればやるだけうまくいかなくなり、議論を始めるグループもありました。
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上昇、前進などの飛び方と距離を組み合わせる
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図に書いて考える子どもたち
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書いては消し、書いては消しの繰り返し
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ああっ惜しい!
インストラクターたちはジッと見守るだけ。
「うまく飛ばないかも」と思っても口出ししません。
「いろいろ考え、試し、失敗しながら覚えていくことが大切」だと言います。
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インストラクターが動かし方を説明
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うまく着陸するか見守る子どもたち
子どもたちの性格もよく表れていました。
細かく数値を考える人、丁寧に図式する人、黙って何度も挑戦する人、いろんな子どもがいます。
感心したのは、数字が苦手な子にも「ポールの横に立ち、きちんと回っているか確認する」役割があり、グループからはずれる子どもがいなかったことです。
最後はグループごとに試技があり、Wi-Fiかタブレットの調子が悪くてプログラミングにてこずっていたグループがH地点に最も近くゴールしました。
どのグループもあきらめず、よく頑張りました。
「あきらめない」というのは、JAXAの「はやぶさ」1号機の帰還でも見られましたね。
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皆の視線がH地点に集まる
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お見事!
子どもたちはドローンを飛ばし、楽しそうでした。
あっというまにドローンを飛ばしたのには驚きましたが、今の子どもたちには難しいことではないのかもしれません。
プログラミングの面白さに気づいて、いろんなことに挑戦してほしいです。
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最後は皆で記念撮影!
■ARIAKE DRONE STATION(アリアケ ドローン ステーション)
〇場所:柳川市三橋町下百町13-1 名店ビル2
○電話:0944-88-9168