こんにちは。特派員のツツミです。
「柳川市民の森 下草刈ボランティア」に参加したので、今日はそのお話を。
柳川市には矢部川が流れており、平成17(2005)年、矢部川の源流である八女市矢部村と「水のふるさと協定」を締結しています。
これを契機に、矢部村・高の巣公園には柳川市民によってモミジやケヤキなどが植栽され、現在1800本が植栽されて「柳川市民の森」(0.79ha)として管理されています。その森の下草刈が年に1回行われており、私はそれに申し込んだのでした。
当日、朝8時、市民ボランティア(30名)と柳川市職員など総勢45名がバス2台に乗り込みました。
この事業は今回で20回目。毎回参加している人も多いようで、鎌を持参している高齢者もいらっしゃいます。軽い気持ちで参加した私は、靴こそトレッキングシューズを履いているものの素人感丸出しです。
私のやや不安な気持ちを乗せて、バスは大和庁舎を出発。職員さんの挨拶を経て座席に回ってきたのは「よもぎまんじゅうの注文書」(ツアーみたいだ…)。人気商品のため、早めに注文しておくのだそうです。
気候は穏やかで快晴。山々とそのわきを流れる川の景色は美しく、特に日向神ダムはきれいでした。
10時前に矢部村に到着。矢部支所や公有林管理専門委員の皆さん11名と合流し、4班に分かれ、鎌を借りて作業開始。「ケガのないように!」の声によって皆、一斉に自分の持ち場に向かいました。
私は3班。「どこの草を刈るんだろう?」と思っていたら、少し奥に行くと、山! 斜面に2班、3班と書かれた立て札が立っています。
「まじ?この斜面!?」と思っている間に、男性陣は大鎌を持って斜面をすたすたと下りていきます。草の背丈は高く、人の姿はあまり見えません。
まごまごしていたら、背後から「ガードレール辺りを刈ってもらいましょか」との声。道路わきの草も刈るのだそうで、私はそこを受け持つことに。
人とくっついて刈るような、楽しい草刈りを想像していたら、森は広くて、周りを見回しても人などいません。そのうち草刈り機の音が聞こえ始め、作業はいつの間にか始まっていました。
ボランティアといえども思った以上に本格的で(当たり前か…)、ホント、まごまごしていたら、何も進みません。人としゃべっている時間などありません。
15分ほどしたら鎌の扱いに慣れてだいぶん要領がよくなり、サクサク刈れるように。時間と共に気温が上がって汗びっしょり。久しぶりに玉のような汗をかきましたよ。
12時前に作業終了。斜面を上る男性陣の姿が見えるようになり、上から見ると、だいぶん山がスッキリして見えます。1時間半というわずかな時間でどれだけ役に立つのだろうと思っていましたが、やはり人の手が必要なんですね。
お弁当と村の方々が作ってくれただご汁をいただいて、ボランティアは終了しました。だご汁、美味しかったな~。
再びバスに乗って柳川へ。途中、矢部村直売所で朝に注文した「よもぎまんじゅう」などを買って、15時30分、大和庁舎に到着し解散。心地よい汗をかいて帰路につきました。
昨今の豪雨や川の氾濫、海の魚介の生息には、川の上流にある山との関連が指摘されます。矢部川の下流に住む柳川市民にとって、上流にある矢部村の山々は大切なものです。ボランティアを通じて山の自然を知り、いくらかでも力になりたいものです。
また来年、行きましょう!