広大な干拓地の広がる柳川は農業が盛ん。米・麦以外にもナスやアスパラ、オクラ、イチゴ、トマトなど、多種多様な野菜が栽培されています。
その中で、今回は“ニラ”を使った「ニラ玉スープ」をご紹介します。

ニラと卵たっぷりのスープ
ニラの葉を使って乾燥スープに
柳川のニラはハウス栽培。天候次第でぐんぐん伸び、育ちすぎて規格外となり、出荷できないこともあります。
その規格外のニラにスポットを当てて作ったのが「ニラ玉スープ」。開発したのはJA柳川の皆さんです。
冷凍小ネギのようにカットして冷凍することもできたでしょう。しかし、消費者にとって使いやすく、また美味しく味わってもらうため、JA柳川のスタッフが考えたのは、フリーズドライのスープでした。

手軽に味わえるフリーズドライに
ニラを入れたみそ汁も美味しいのですが、柳川でとれた“なす”と“オクラ”を使った「なすとオクラの味噌汁」という商品が別にあったため、「ニラといえばスープ」という多数の意見からスープになりました。
食感と味へのこだわりから葉のみを使用
収穫されたニラはJA柳川に運び、茎を切り落とします。食感を大事にするため、スープには葉の部分だけを使っています。
「JA全農ふくれん」さんの協力を得て葉を小さくカットし、冷凍保存。ある程度の量が揃ったら、フリーズドライの加工を委託している会社へ輸送し、そこで味付けをして仕上げてもらいます。
委託会社任せにしたわけでなく、JAのスタッフも参加してスープの味を決めるまでが大変だったのだとか。この「ニラ玉スープ」は中華風ではなく、かつおだしなどを使って和風にしているのが特徴です。
原料にはニラと国産卵、発酵調味料やチキンや酵母、魚介、昆布などのエキス等を使用。化学調味料や着色料は使用していません。

カップにお湯を注ぐだけ
和風だしを使った万能スープに
食べ方は簡単。カップにフリーズドライを入れて、160mlのお湯を注ぐだけ。ニラも卵もしっかり入っていてボリュームがあります。ニラの緑と卵の黄色の彩りもきれいで食欲をそそります。
食べてみたら、ニラに味がしみ込んでいて塩味もきいています。塩分や水分の補給を欠かせない夏場の食事に、特によさそうです。
和風だしといっても洋食・和食、何にでも合いそう。薄味の私は少しお湯を足しましたが、好みや体調によって調節できるのもいいですね。
贈答品に大人気。親子丼などアレンジも可能
JA柳川のスタッフによると、親子丼の具材に利用する人もいるのだとか(最後の仕上げに片栗粉を使うといいそうです)。
そういえば、子どもの頃、母がうどんスープを使って親子丼を作っていたのを思い出しました。「ニラ玉スープ」も和風だしだから、親子丼のようなアレンジにも合いそうですね。
このように地元で人気のスープですが、ニラ農家が減少気味なのが課題です。暑い時期の収穫となり、高齢化している農家にとっては厳しい作業です。
「美味しい!」という評判が農家の方々の励みとなるため、JA柳川のスタッフは農家と消費者の架け橋となれるよう努めていきたいと話します。

農家の皆さんの励みになるような商品を開発していきたいと話すJAの職員さん
この「ニラ玉スープ」はフリーズドライですから持ち運びは簡単ですし、日持ちもします。お湯を注ぐだけですから調理も簡単。
柳川では、お中元や香典返しなどの贈答品として人気です。お弁当のお供に最適。夏の熱中症予防にもどうぞご利用ください。

贈答品やお弁当のお供にどうぞ!
◯商品名:ニラ玉スープ
◯価格:120円(5.3g・税込)※5個の袋入り、12個、18個の箱入りもあります。
◯取扱店:柳川よかもん館、スーパーマルマツ、JAタウン(通販)ほか
◯お問合せ:柳川農業協同組合 TEL 0944-76-5270
ホームページ→こちら
◯企業概要:「地域とともに歩む」という経営理念のもと、“食”と“農”の活動を行い、特産品を使った加工品の開発・販売も行っています。
※記事の情報は2026年5月時点のものです。




