有明海に面する柳川は、古くから干拓をして農地を広げ、農作物づくりに励んできました。
主食の米・麦に加え、大豆に野菜、近年はイチゴやブドウ、イチジクなどの果樹栽培が盛んです。その豊かな実りから、数々の加工品も生まれています。
今回は、イチゴの王様ともいえる「あまおう」を使ったジャムをご紹介します。

柳川はイチゴの王様「あまおう」の産地
「柳川ん果実ジャムあまおう」は、柳川でとれるイチゴ「あまおう」を使ったジャムです。
ちなみに「あまおう」とは福岡県生まれのイチゴの品種。「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から名付けられ、大粒で、甘みと酸味のバランスの良さが特徴です。

赤くて丸くて大きくてうまい! 甘さと酸味のバランスも良い「あまおう」
柳川はその「あまおう」の産地。11月中旬から5月中旬まで出荷が行われます。しかし、天候によっては熟れすぎて、ベストのタイミングでお客様のもとへ届けられないもどかしさもありました。
「美味しいのにもったいない」から生まれた
完熟だからこその美味しさもあるのですが、お客様のもとへ届く頃には傷んでしまうため出荷できない。だからといって廃棄するにはもったいない。
そこで生まれたのが「柳川ん果実ジャムあまおう」。規格外の「あまおう」を使ったもので、JA柳川の皆さんが開発しました。
原料となるのは主に完熟した「あまおう」。収穫した実をJA柳川へ運び、ヘタや実の白い部分など雑味となる箇所を手で一つひとつ取り除いて冷凍保存します。
「あまおう」の収穫が終わりを迎える4月末~5月頃にジャムづくりがスタート。冷凍保存したものを取り出し、女性スタッフが鍋でコトコトと煮ていきます。

ゆっくり、じっくり煮ていきます
原料は冷凍あまおう、砂糖、レモン果汁のみ
原料は、冷凍した「あまおう」と、ビートグラニュー糖、そしてレモン果汁のみと、いたってシンプルです。ビートグラニュー糖はてん菜を使った天然の甘味料でクセがなく、まろやかな風味が特徴です。
その原料を鍋に入れ、スタッフが手でかき混ぜながら煮ていくこと3時間。すべて手作業で丁寧に仕上げていくところにこだわりがあります。

鍋で丁寧に煮ていきます
果実を残し、コトコト煮ること3時間
そしてもう一つのこだわりが、果実の「ゴロゴロ感」。できるだけ果実を崩さずに残し、食べ応えのある食感を大事にしています。しかし、果実は焦げやすく、煮る難しさもあります。手作業だからこそできる仕上がりだともいえます。
蓋を開けると、甘酸っぱいイチゴの香り。口に入れるとイチゴの甘さを感じ、その後に酸味がやってくる。そのバランスがよく、甘すぎず、そのままでも十分美味しい。ヨーグルトやお菓子など、幅広く使えそうです。

パンにジャム、ニラ玉スープを添えて
保存料・着色料なし。無添加で製造本数は少なめ
「柳川ん果実ジャムあまおう」は、その名の通り、イチゴの果実を残したジャム。いちばん美味しい完熟の「あまおう」のうまさがギュッと詰まっています。
年間の製造本数は少なく、1回で100本程度の製造となります。保存料・着色料を使っていないので、ご購入後はお早めにお召し上がりください。

色も鮮やか。蓋を開けるとイチゴの甘酸っぱい香りがします
◯商品名:柳川ん果実ジャムあまおう
◯価格:594円(160g・税込)
◯取扱店:柳川よかもん館、JAタウン(通販)ほか
◯お問合せ:柳川農業協同組合 TEL 0944-76-5270
ホームページ→こちら
◯企業概要:福岡県の穀倉地帯・筑後平野の最南部に位置する柳川は、米・麦・大豆の水田農業を中心に収益性の高い施設園芸、露地栽培・果樹栽培が行われている。令和7年度、柳川の「あまおう」は720トンの収穫量を誇る。
※記事の情報は2026年5月時点のものです。




