こんにちは。特派員のツツミです。
今朝は寒かったですね。

寒さは苦手ですが、
有明海沿岸の住民にとっては
やはり冬は寒くあって欲しいと願うものです。

なぜなら、海苔の収穫が始まるから。
暖冬は海苔の生育に悪影響を及ぼすからです。

10月末の海苔の種入れから約1ヶ月。
海苔漁師の家では
海に広げた網を陸に上げて天日に干し、
冷凍庫に入れる、網上げ作業が行われました。

田んぼや空き地で海苔網を乾かす
どこを歩いても天日干しの光景が広がる

海苔は、海に広げた網に
種(胞子)が付いて伸びていきます。
それを摘み取って乾燥させ、
一枚の板海苔に仕上げていきます。

海苔の種がついた網
板海苔の出来は種とその後の手入れ次第。
このツヤツヤが保ちますように‥

すべての網を海に広げても
いっぺんに摘み取れませんし、
赤潮や天候不良による栄養分不足等で
種が死んだり、色・風味が落ちたりします。

そこで種の付いた海苔網の一部を一旦、陸に引き上げ
乾かして冷凍庫に入れて保存。

海苔が伸びなくなった時に冷凍庫から出し
悪くなった海苔網と交換するのです。

冷凍庫で休眠状態だった海苔は、
海に出ると、またグングン伸びていきます。

干して水分を切った網を袋詰めし、冷凍庫へ
市内のあちこちに冷凍庫がある

網上げの日は
種の付き具合、天候とにらめっこしながら決め、
老若男女、親戚中が集まって作業します。

一家総出で作業。扇風機で早く乾かす家も
どんなに量が多くても、こればかりは手作業

この日は連休で快晴。
行楽日和でしたが、子どもたちも手伝っていました。

女の子は中学3年生。
受験勉強の合間にお手伝いしてました

海苔の作業は、
子どもでもできる作業がたくさんあり、
時間との闘いが多いために子どもも駆り出されます。

子どもは遊びに行きたいでしょうが、
これらの手伝いを通して
仕事の段取りや作業効率などが身につくでしょう。

子どもたちは将来、どんな職に就いても
要領よくやっていけそうな気もします。

翌日が雨予報だったため、
ある漁師さんは
「少々、種が薄い(伸びていない)けど、
仕方なく海から上げてきた」のだとか。
本当はもう1~2日待ちたかったんだそうです。

網上げ作業が終わると、
いよいよ海苔漁が本格的にスタート。
12月には、秋芽の一番海苔として
皆さんの食卓に届けられます。

今年の一番海苔が楽しみですね。
皆さんも柳川の一番海苔をぜひ味わってみてください!


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