こんにちは、特派員の待鳥です。
もうすぐ春分の日です。
まだ寒い日もありますが、温かい日が増えてきて
過ごしやすくなってきましたね。
ぽかぽかしてお散歩日和だった先日、
旧戸島家住宅へ行ってきました。
こちらは通年開いている施設ですが、
さげもんめぐりの期間中のみ
おひな飾りとさげもんを飾ってあるので、
この時期は要チェックなんです(^^)。
立派な七段飾りですね。
両サイドにはたくさんのさげもんが飾ってあって
見応えがありますよね。
写真では竹で隠れてますが、
一番手前の場所には「はい人形」などが飾ってあります。
私は見慣れているので不思議ではないのですが、
柳川市以外でも
「はい人形」って飾るんですかね?・・・。
柳川のさげもんめぐりで初めて
「はい人形」を見る方もいらっしゃるのかもしれないですねぇ、と、
この記事を書いていたら、ふと思ってしまいました。
はい人形は、ハイハイするあかちゃんの様子を模していて、
子どもの成長を願って作られています。
作った方の腕次第でお顔が違いますので、
飾ってあるお顔を拝見するのも楽しいんですよ(^^)
カワイイうさぎ達です。
ちょっとしたところに自然に飾ってあるのが素敵ですよね。
さげもんの縁起物(吊るし飾りに飾られている人形など)は、
一体一体手づくりですので、
顔も形も違うんですよ。
どれも愛嬌があってかわいらしいですよね。
じっと見ていると、お気入りが見つかるかもですよ(^^)
さて、こちらの旧戸島家住宅、
建設されたのは1789~1800年のどこか…と伝えられている
大変古い建物なんですよ。
最初の主は柳川藩で中老職の要職に就いていた吉田兼儔で、
その後立花家(藩主)に献上され、
茶室として使われたといわれています。
明治以降は住宅として使われ、
平成13年に柳川市に寄贈されたそうです。
吉田氏が建てた当時の建物が現在までほぼ残っているということで、
柳川地方の武家住宅の典型例として
昭和32年に建物と庭園がそれぞれ福岡県の文化財に指定され、
昭和53年には庭園が国の名勝に指定されています。
旧戸島家住宅という名前なのは、
明治15年頃に戸島氏の所有になったからだそうです。
ということで、建物もお庭もかなり趣きがあって素敵なんです。
各お部屋ごとの作りや装飾が
とてもイイ感じなんですよ(^^)
お庭を歩くこともできますが、
座敷の縁側に座って見る眺めがサイコーで、
縁側の居心地良さに時を忘れそうになりますよ。
立花家邸園(柳川藩主立花邸 御花)や、
沖端からも近い場所にありますので、
さげもんめぐり期間中はもちろん、
庭園めぐりなど、
四季おりおりの柳川めぐりの際にもぜひお立ち寄りくださいね♪
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★新型コロナウィルス感染拡大防止のため、さげもんめぐりイベントの
戸島家住宅の週末お抹茶サービスは中止になってます。
★小中高の生徒さんは、
現在、新型コロナウイルス感染防止処置で制限がかかっているため、
休校中の施設利用はできないそうです。
(実施期間や対応などは、今後の現状次第で変更になるそうです。)
<旧戸島家住宅>
場所:柳川市鬼童町49-3
開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週火曜日(火曜日祝日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日
観覧料:一般(小学生以上)100円
※北原白秋生家入館者は無料です。
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
詳しくはこちらをご覧ください→旧戸島家住宅