「こうばし」と「きな粉」！平田製粉謹製！

特派員の飯田です！今回はお店の前を通る度に「こうばし」「きな粉」と書かれた看板が気になっていたお店を伺ってみたいと思います。

今時では見かける事のないとても珍しいきな粉屋さん？と思いつつ、隣の「こうばし」が何か気になります。中に入るとご主人（お爺さん）が迎えてくれました。

ここ平田製粉謹製は「きな粉」と「こうばし」を製造、販売するお店だそう。大豆を炒って皮をむき、挽いてきな粉を作ります。話しを聞くと特別に挽きたてのきな粉を少しだけ舐めさせてくれました。

今まで食べた事のあるきな粉では感じた事のない原材料が大豆だと分かる程の香りが立っています。そして気になっていた「こうばし」とは、はったい粉の事だと教えてくれました。昔は米が希少だった為、大麦の玄穀を焙煎した上で挽いた粉をはったい粉と呼ぶそうです。ただここ平田製粉謹製では今では大麦ではなくお米を使っているそうです。（お米の方が美味しいので）

「こうばし」は常に販売しているわけではなく、売り切れだったところを優しいご主人が特別に分けてくれました。そして「少し舐めてみて？」と言うので味見すると子供の時に何故か食べた事のある懐かしい味！知らないと思っていた「こうばし」も小さい時に口にしていたとは。

こうばしは水を加えてそのまま食べるそうなので早速試してみようと思います。柳川にはまだまだ知らない、どこか懐かしいお店があります。歴史のあるお店は私たちの知らない事を教えてもらえるのでとても勉強になります。