今日は、平成23年に柳川ブランド品に認定された、「柳川名物 手づくりおひさまいちじく」を探ります。おひさまいちじくは、1つ1つ天日干しした、いちじくの甘露煮のこと。女性からなる加工グループの手作り商品です!
JA柳川流通企画課の古賀吉勝さんの案内で、
営農センター2階へ向かいます。
![]() | 古賀です。よろしくお願いします。ここが開発部屋です。 |
ハルカ | ( 開発部屋!? )こんにちは。 |
皆さん | こんにちは! |
6名の皆さんで作業されています。
ベテランさん3名と新人さん3名です。
稗田 | まず…お名前をお願いします。 |
![]() | 亀崎です。約7年いちじくの加工をしています。 |
![]() | この中で一番ベテランさんです。 |
ハルカ・稗田 | よろしくお願いします! |
ハルカ | これ凍ってますね! 商品をつくる工程を教えてください。 |
![]() | 1.へたをとって、解凍・殺菌のために茹でます。。 |
![]() | 2.茹でたものをまな板に並べ、 その上にまな板を上に乗せて… ぎゅっぎゅっとしぼります。 |
![]() | 次の工程は、砂糖を入れて煮込んでいきます。 煮込み方は…マル秘です。そして… |
ハルカ | 何されてるんですか!? |
![]() | 糖度のチェックよ。 ある程度の糖度になるまで何度も計測すると。 油断するとすぐ変わっちゃうから。 |
稗田 | 目が離せませんね |
![]() | 3.糖度が整ったら、しばらく置く。この状態のいちじくは何か見た目が悪いっちゃん。食欲がなくなるといかんけん、写さんでー。 |
ハルカ | ふふふ。そうですか〜? (こういうところが面白いのだ。) これがよくあの形(丸っこい形)になりますね。 |
![]() | この部屋での作業はここまで。あとは、 4.いちじくを外に運び、1つ1つ並べて 天日干しします。(干しの様子は後ほど。) |
5.袋詰め。袋を閉じるのに機械を使うくらいで、 あとは全て手作業とよ。 | |
ハルカ | はぁ〜。ほぼ手作業。 手作業は、細かいところまで見えちゃうから、 嫌でも丁寧になっちゃいますね。 |
![]() | もうしばらくこの作業を行います。 |
稗田 | その間、流通企画課の古賀さんにいちじくの話をうかがいましょうか。 |
ハルカ | はい。 |
営農センター1階に場所を移動します。
ハルカ | それでは古賀さんにお話を。 おひさまいちじくは、いちじく農家さんが 家で作っていたものを、ご近所さんが教えてもらい、 商品になっていったとお聞きしました。 |
![]() | いちじくは、約28年前に柳川で栽培されるようになりました。![]() |
![]() | 今から16年前(平成7年)にいちじく 部会が甘露煮を開発、平成9年に加工グループへ 製造をお願いするようになりました。 |
稗田 | そこがおひさまいちじくの始まりなんですね。 |
![]() | そうですね、原型ができました。 最初のメンバーは引退され、 現在亀崎さん達に受け継がれています。 |
稗田 | 作業される部屋を「開発部屋」と 呼ばれていることが気になりました。 |
![]() | 正確には「特産品開発室」です。 平成6年度に営農センターが建てられました。 その際、農産物の特産品を開発するためにこの部屋は 作られました。料理教室等でも使用しています。 ![]() |
ハルカ | 農家さんから生まれた農作物をみんなで盛り上げて いるのですね! |
![]() | 製造期間はだいたい9月〜11月の間です。 昨年平成24年で12,000枚ほど作りました。 天日干しなので年により製造枚数が変わります。 12週あるので週に1,000枚程度でしたね。 その週、その日の天気を見て作っていきます。 12,000枚は4月上旬には売り切れてしまいました。 |
ハルカ | 天気が良い日が続くとたくさんできるなぁ。 私も友人へのお土産に、だいたい入れています。 味がしっかりしていて美味しいんですよね〜。 かわいいし。 おひさまいちじくに使われているいちじくには どんな特徴がありますか? ![]() |
![]() | 柳川市では主に「桝井(ますい)ドーフィン」という品種が栽培されています。全国で最も多く栽培されているポピュラーな品種です。果肉が大きく、ほどよい甘味とさっぱりした風味が特徴です。柳川のいちじくは、 色・品質ともに良く、青果市場でも高い評価をいただいています。 ![]() ![]() |
ハルカ | 試食…。 |
![]() | 古賀 そろそろ上に戻りましょうか。 |
ハルカ | あ、お茶タイムだ。お邪魔します。 |
皆さん | どうぞ。どうぞ。はいお茶どうぞ。 |
ハルカ | (あ、楽しい。)![]() |
ハルカ | 試食いただきまーす! ほどよい甘さ〜。 種も入ってプチプチしてますね。 |
稗田 | おいしい。おっ、丁度いい固さ。 皮もついたまんまなんですよね〜。珍しか。 ![]() |
ハルカ | 作業の休憩タイムいいですね。 |
![]() | そうよ。休まないとね。 |
稗田 | 作業工程の中で何が一番大変ですか? |
![]() | 天日干しが一番大変。干している間は空ばーっかり見 てる。曇りの日はずーっとドキドキしてるの。 だからね、雨でダメになったことはまだなかよ。 休みの日は交代で干して入れての作業をしてるよ。 当番じゃない日も天気が気になってしまうと。 |
ハルカ | いつもおひさまいちじくのことを考えやんですね! おひさまいちじくを作る支えになっている ことってありますか? |
![]() | 観光で来られた人やお土産でもらった人からの リピートやお問い合わせがあるとよ。嬉しかね〜 |
ハルカ | いいですね〜。どこから注文がきますか? |
![]() | 横浜、兵庫、沖縄からもあったとよ〜! |
ハルカ | それは嬉しかですね! |
![]() | そろそろ干しにいこうかね。![]() 一つ一つ、形を整えながら手で広げていきます。 ![]() ![]() 敷き詰まった〜! ![]() 干したて(左)と1週間くらい干したもの(右)。 |
![]() | 日にちや手間がかかる分、やっぱ可愛かね〜。 |
ハルカ | 機械がほとんど入らないで、手作業ですもんね。 一つ一つに目をかけているんですね〜。 おっ、この子いいね〜。 ![]() ![]() おひさま + いちじく。 甘すぎず、ギュッとうまみのつまったおひさまいちじく。 亀崎さんたち女性グループの手間ひまと愛情も一緒につまっていました ![]() ![]() |
JA柳川 流通企画課
福岡県柳川市大和町栄360-2]
電話 0944-76-5270(直通)
http://www.yanagawa-fk-ja.or.jp
※販売数量に限りがあります。
※販売店は上記連絡先でご確認下さい。