これは海苔？
よくわかったね～。 海苔は海苔でも「生のりの佃煮」だよ。
今日は、浜武漁業協同組合の女性部の方が作っている 「生のり佃煮」に迫ります(^^)。
女性部の荒巻さんと古賀さんです。
こんにちは(^^)。
こんにちは。
生のり佃煮について早速教えて下さい(^^)
女性部の方で、手づくりされてるとのことですが、どうやって作ってるんですか？
はい。
では、ちょうど佃煮ができあがって、瓶詰めをするので見に行きまょう。
その日の温度や湿度によって煮込む時間は調整しますけど、調味料と合わせながらだいたい３時間煮込むんです。
機械でもかき混ぜていますが、最後は自分たちでかき混ぜて煮込み具合を確認します。ちょうどいい煮込み加減って手から伝わってくるんですよ。
３時間も！ じっくり煮込まれて美味しい佃煮になるんですね。
味の秘訣はなんですか？
平成７年（1995年）に作り始めたんですが、女性部で、何度も試行錯誤して、この味になりました。海苔漁師の家庭の味っていうんですかね。懐かしい感じの味付けになってると思います。
醤油や砂糖などの比率がポイントなんですよ。それをじっくり煮込むことですかね。(^-^)。
女性部をはじめ、組合員さん達にも評判いいんですよ。贈り物にもされてますね。
そうなんですね！
海苔の風味と醤油の控えめな甘さがほんとに美味しいです。
平成７年に作られたそうですが、キッカケってなんだったんですか？
柳川は海苔漁が盛んですからね。福岡県産の海苔って柳川産がほとんどなんですよ。
せっかく美味しい海苔(乾海苔・板海苔）を作ってますからね。その美味しさを、もっともっと皆さんに知ってもらえるように、海苔を使った商品を考えたんですよ。もっと気軽に食べてもらえるようにですね(^-^)。
最近は海苔を焼いて食べるのが面倒って人も増えましたからね。
海苔は栄養価が高いので、ご飯にもおかずにもいろんな料理に使って食べて欲しいですね。
海苔を食べるきっかけにもなりそうですね。
この佃煮、ご飯がススムと思います。
では。材料の海苔についても教えて下さい。
材料の海苔は、生のりと言われる「生海苔原藻」を使ってるんです。
乾海苔を溶いたのと違って、風味や食感が違いますでしょ(^-^) 海苔の産地だからできるんです。
原藻は、海苔漁師さんから直接購入して、それを1年分確保して冷凍保存しています。100%有明海産・地元産です。漁協と組合員さんですからね、顔の見える間柄ですよ。その年その年の作業から出来具合までも知ってます。
ほぼ毎日佃煮を作るんですけど、その都度、解凍してるんですよ。
原藻は、海苔漁師さんのところですでに異物を取り除いてあります。ですが、ここでも目視と機械でチェックして、確実に除去します。
解凍した原藻を調味料で煮込んでいくんですか？
いえいえ。調味料と合わせて煮込む前に、荒炊き(水から煮る）し、冷やしてから脱水するんですよ。
荒炊きは、原藻を柔らかくして調味料が染み込みやすくします。
解凍から調味料を入れて煮込むまでに約半日くらいかかります。(^^)
そうなんですね。
解凍から煮込まれるまでお聞きしましたけど、とても手間暇かかってますね。
1日にどのくらい作るんですか？
この釜でだいたい４００本分位の量で、だいたい１００kgです。
お盆や年末(お中元・お歳暮)の時期はもっと多い数作りますけど、通常は１日４００～６００本分くらいですね。
しそや明太子など味の付いた海苔の佃煮もありますよね。この中から作るんですか？
同じ日には作らないんですよ。別日を設けて作るんです。
週のほとんどは、プレーンの「生のり佃煮」を作ってます。
そうなんですね。
では、瓶詰め作業も見せてください。
はい。そうなんですよ。
出来上がった佃煮をすぐ機械に入れて、瓶詰めするんです。
瓶に入れる際は、目視で異変がないか見るんです。そして金属探知機にも通します。
そうそう、この探知機は重さも計量できるんですよ。重さの違う瓶があればここで弾きます。
そしてやっと蓋を閉めるんです。
これを蒸気殺菌・密封処理をしたら１日冷やします。そしてさらにラベル貼りをしたら出来上がりですよ。
出来上がるまでに２日間かけてあるんですね。
ありがとうございました。
材料や味にこだわって作ってある「生のり佃煮」
これからも沢山食べたいと思います。(^^)
あら、明太子入りにしその実入り。 これも佃煮なんだね。
そうそう。他にもいろいろあるんですよ(^^)
こうやって箱入りにできるから贈り物にもバッチリだよね(^^) 組み合わせは自由自在。生のり佃煮のみはもちろん、他の味をセットにしても喜ばれそうだね〜。
いろんな味を楽しめるね〜。
そういえば、先ほどの取材で、卵かけご飯やトースト、パスタにもオススメって聞いたニャ〜。夏は冷奴にもあいそうだよ。
どれも美味しそうだよね。どうする？ なにから食べようか〜(^^)
________________________________
浜武漁業協同組合
柳川市南浜武６２３－１(地図)
電話 0944-72-5351
FAX 0944‐72-1704
HP: http://www.yanagawa-cci.or.jp/kigyo/kigy0411.html
柳川ブランド認定品 生のり佃煮（170ｇ）
生のり佃煮 ポーション（15g✕12袋）
おいでメッセ柳川、浜武漁業協同組合などで発売中。
