かわいいお菓子だね(ΦωΦ)
これは白秋庵で作ってる柳川まりってお菓子だよ~。かわいいよね(^^) どうやって作っているのか聞きにいきましょう〜♪
お話を聞く御菓子処 白秋庵 代表 與田さんです。
柳川まりについて教えて下さい(ΦωΦ)☆
はい。
こんにちは。
かわいくて綺麗なお菓子ですね。早速ですが、柳川まりについて、まずは作ろうと思ったキッカケから教えて下さい。
はい。柳川では女の子の初節句に各家庭でさげもんを飾ります。今は2月から4月まで「さげもん巡り」という街全体のイベントとして街の中でも綺麗なさげもんを飾ってありますよね。そのさげもんの華やかさや、さげもんに吊るされてる手毬の可愛らしさを見ていた時に、このまりのような可愛らしいお菓子を作りたい、柳川らしいお菓子を作ろうと思ったんです。
そうなんですね。柳川のまりをイメージされて作られていたから、名前が柳川まりなんですね。
柳川のまりはお殿様の居た時代から続いている伝統的な物ですもんね。柳川らしいお菓子ですね。
はい。そうなんですよ。
この「柳川まり」を見て、さげもんや柳川のことも思い出してもらえればいいなと思ってます。
色は5色なんですよね。 生地についてのこだわりなどを教えて下さい。
はい。柳川まりの色は赤・緑・紫・黄・白(粉の色)の5色です。カラフルでかわいい色合いのお菓子なので、ハレの日やちょっとしたおもてなしの席にもピッタリだと思います(^_^)
5色にしようと思ったのは、昔のまりは5色の糸で作ってあったと聞いた事があるんです。長寿や幸せを願ってまりを作ったんでしょうね。この「柳川まり」のお菓子も、そのような思いを込められたらと思って5色にしました。
はい。綺麗な5色の生地にする為、いろいろと工夫をしました。
作業についてはちょっと企業秘密なので言えませんが、1つ言えるのは、生地を作る粉「上用粉」に秘密があるんですよ。上用粉は粉自体の色が白いんです。例えば、小麦粉はちょっとベージュっぽい色ですよね。上用粉は真っ白なので、色が綺麗に出るんですよ。
それに材料にもこだわってます。上質な上用粉を使い、つくね芋を混ぜることによって、しっとりでもっちりとした感じの生地に仕上げました。生地の粉の分量を決めるまでは、かなり試行錯誤しました。
つくね芋の量が多すぎると生地がダレてしまいますし、形をキッチリ作れるように粉を多めにしてみると今度はぼそぼその固い生地になってしまってしまうんです。中の餡とのバランスも考えながら生地がいい塩梅になるまでいろいろ試しましたね。
それと、生地を作る作業は時間がかかっても丁寧にと、普段から心がけて作っています。例えば、生地を作ってからすぐに丸めてしまうとヒビ割れてしまうので1日寝かせるとかですね。急いで作ろうとしてはダメですね。
時間をかけて丁寧に作られてるから、こんなに綺麗で美味しいお菓子になるんですね。
では、中の餡についても、こだわりなど教えて下さい。
はい。餡の材料は上質の国産小豆と手亡豆(白あんの白豆)を使ってます。
甘すぎず、まろやかな味になるように、小豆のこしあんと白あんをMIXしました。上品な甘さに出来ましたので、様々な年代の方にも好まれる味になったと思います。
はい。餡の上品な甘さと生地の食感がとても美味しいです。
この箱にもこだわりました。友禅紙で、手毬の絵が描いてあるんですよ。
手毬がたくさん描かれてますね。お菓子も箱も綺麗で可愛いので、お土産・贈り物にはもちろん、自分用でもテンション上がりますね(*^_^*)
そうそう。裏技ですが、少し温めると蒸しあがりのモチっとした食感を楽しめますよ。試してみてください。
はい。温めて食べてみます。
上質な材料へのこだわり、丁寧な作業へのこだわりなど、柳川まりについていろんなお話ありがとうございました。
(*取材後,温めて食べてみました。レンジで10秒位(1個)温めたらモチッとした食感の生地になりました。やり過ぎ注意です。本当に数秒で大丈夫ですよ。ご家庭のレンジによって時間が違いますのでお気をつけてお試しください。)
では少し、柳川まりの他にも柳川をイメージできるお菓子を多く作られてるようなので、他のお菓子やお店についてもお話を伺いたいと思います。
はい。白秋庵では、和菓子から洋菓子までいろんな種類を作っています。
和菓子では、柳川凧や並倉、白秋詩菓など柳川の伝統や地名をイメージしたお菓子から、ひがん花(柳川の巨峰を使ったゼリー)・水の影(海苔を使ったお菓子)などの柳川ならではの特産品を材料にしたお菓子も作ってます。そして、洋菓子の方では、ダックワーズやもちもちパイ(大福をパイで包んだお菓子)、そしてロールケーキ・カステラなども人気がありますね。
ご進物・お土産に最適な「白秋詩菓」や「並倉」の詰め合わせのご用意もあります。最近では、いろんな種類のお菓子を楽しみながら選んで買って行かれる方も増えましたね。
そうそう、柳川まりは、ここだけ(白秋庵の店舗限定)で単品(箱ではなく1個)販売しています。
これが「並倉」です。国産の上質な材料を使った「羊羹」です。材料にこだわり、練りにこだわり、昔ながらの製法で作りあげました。上品な甘さと、外がシャリシャリしている羊羹ですので食感も楽しんでもらえると思います。
柳川を想像できるお菓子がたくさんあって、お土産にもピッタリですね。
そういえば、白秋庵というお店の名前も柳川らしいですよね。
はい。この蒲池にお店を移転させた平成5年に「御菓子処 白秋庵」という名前で開店しました。前は違う名前で場所も違う所にありましたが、お店自体の創業は120年位です。私が店主になってからは35年ですね。
白秋庵という名前は北原白秋先をイメージしてつけました。創業当時は白秋生家の隣にお店があったんですよ。
そうなんですね。そして、さげもん期間中には、店内にさげもんや手毬を飾られてますね。
はい。
柳川まりを作るキッカケにもなった手毬とさげもんですし、街全体のイベントですからね。白秋庵でもさげもん期間中には、たくさん飾ってます。
お店の前に幹線道路があるので、柳川に来られた方・帰られる方が道を訪ねに来られる事もあるんですよ。さげもんを飾ることで、お店に来てもらった方にも道路からお店を見た方にも、楽しんでもらえたら嬉しいですね。
はい。(^^) お菓子に対してはもちろん、お店に来られた方に対しても丁寧に接してらっしゃるのがわかりました。いろんなお話 ありがとうございました。
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御菓子処 白秋庵
柳川市東蒲池1513-13(地図)
電話 0944-72-4761
FAX 0944-73-6503
柳川ブランド認定品 柳川まり(9個入り) | 販売価格 : 1,080円(税込)
おいでメッセ柳川・柳川御花(地図)・御菓子処 白秋庵 にて発売中