認定品を巡る旅

三福観光(有)福泉操「うな巻」~ブランド認定品を巡る旅VOL,22

投稿日:2019年12月14日 更新日:

こんにちは 待鳥です。
今回のブランド認定品を巡る旅は、「うな巻」のお話をお聞きしたいと思います。

柳川ブランド認定品:うな巻

(ブランド認定品をめぐる旅とは・・・。
柳川市の数ある特産品から選ばれた「柳川ブランド認定品」を紹介するコーナーです。)

お話をお聞きする、 田中 千重子 さんです。

三福観光(有)福泉操 代表取締役 田中千重子 さん

田: こんにちは。

待: こんにちは。今日はうな巻についてお話をお聞きしたいと思います。まずは作られたきっかけを教えて下さい。

田: はい。最初にこのうな巻を出したのは、東京のデパートでのイベントなんです。
催事ですので、柳川の名物であるせいろ蒸しとは別に、ちょっと気軽につまんでいただけるものがあれば、というお声がけをいただき、巻物も作って行ったのがきっかけです。
うなぎのせいろ蒸しのご飯を使って作っていますので、せいろ蒸しの味も楽しんでもらえますよ。

待: デパートのイベントがきっかけなんですね。気軽につまめてせいろ蒸しの味も楽しめるのは良いですね。作り方やこだわりについても教えてください。

田: はい。うな巻のご飯は、せいろ蒸しと同じようにタレをご飯にしっかり混ぜ込んで作ります。せいろ蒸しのタレはお店の職人が作っていて、お店ができた当時からの味を守り続けているんですよ。
使っている「うなぎ」は、鹿児島の養殖場から直接仕入れ、うちの熟練した職人が捌いて炭火で丹念に焼いて、蒲焼きにしています。

待: せいろ蒸しと同じように作られているご飯とうなぎの蒲焼きが使われているって贅沢ですね。他の具材はどのように決められたんですか。

田: いろんな方のご協力も頂きながら試食に試食を重ねて、出来上がるまでに半年くらいかかりました。
巻ものですので、食べた時に口の中に広がる味のバランスや食感、うなぎの蒲焼きとの相性などにもこだわりました。また、うな巻に使う具材は、柳川産のものを使いたいと思ってましたので、野菜や卵などは柳川の農家さんや業者から仕入れています。(お米は瀬高の農家さんと契約しています。)

待: 海苔へのこだわりや、巻く時の工夫など教えてください。

田: はい。海苔にもこだわっていて、巻きものに合う二番摘み海苔を福岡有明海漁連から柳川で採れた海苔を1年分仕入れています。
食べた時の歯ごたえもちゃんと感じられるようにいろんな海苔で試作をたくさんして決めたんですよ。
初摘は美味しいのですが、うな巻に合わせるには少し柔らかすぎましたので、あえて美味しくて食感のよい二番摘みに決めました。
一応、海苔を巻く機械もありますが、普段は職人が手で1本1本巻いてます。慣れていますので、機械で作るより早かったりするんですよ。

うなぎや材料にこだわって、信頼できる業者から直接仕入れることで、安心安全なものをご提供できるように努めています。

待: そうなんですね。柳川をはじめ地元の食材、そして材料の質にとてもこだわってあるんですね。それでは、箱についてもお聞きしたいと思います。
シンプルで上品な表の柄も素敵ですが、開けた部分にとてもかわいらしい絵が描いてありますね。どのようなコンセプトで作られたんですか。

田: はい。うなぎの巻きものということ、デパートなどのイベントで多く販売することを考えて、表はシンプルかつ上品にうなぎをメインに描いてもらってますが、開けた部分は、楽しんでもらえるように、かわいらしく、わかりやすく、有明海の生きものを描いてもらいました。
ここに描いてある生きものは、有明海に昔はたくさんいたんですよ。今では見つけるのも難しくなって、柳川に住んでる人でも分からないかもしれませんね。
この絵を見ながら会話がうまれたり、知ってもらうことで、柳川や有明海に興味を持ってもらえるきっかけにできればと思ってます。(販売する場所によっては、箱無しでの販売になることもあります)

地元でもまたイベントの先々でも美味しいと喜んでもらいながら、柳川のことも知っていただきたいという思いで、材料にも箱にもこだわりました。

待: そうなんですね。美味しいものを作るというこだわりから、柳川のPRにも繋がってるんですね。
箱の中の絵は、柳川に住んでいる私でも知らないものがありますので、特に柳川を知らない方にはとても不思議な生きものに見えておもしろいと思います。

田: はい。楽しんでほしいです。

お土産にも最適です。

待: では、うな巻はどちらで購入できますか。柳川市やその近郊で購入できるお店を教えてください。

田: 柳川市内ですと、福泉操の店内でのお食事か店頭でお持ち帰り用の販売のみになっております。温かい状態でご提供したいので、お店のみでの販売にさせて頂いてるんですよ。

待:お店のみの販売なんですね。店内で食べられるのもいいし、持ち帰りされれば(駅前のお店から)、川下り舟や柳川の景色が良い場所などで食べる事もできますし、いろんな楽しみ方ができますね。

イベントなどでうな巻を知った方や、柳川市まで来れない遠方の方が購入する方法はありますか。

田: はい。冷凍でお送りする事も可能です。
冷凍でお送りするうな巻は、店内やイベントなどでお出ししているものとは違い、海苔の食感を保つために、海苔を巻いていないんですよ。
お客さまが食べられる時に、海苔を巻いていただいて出来上がります。

待: そうなんですね。ご飯と海苔は別々なんですね。

田: はい。海苔を巻いた状態でご飯を温めますと、せっかくの海苔の風味や食感が落ちてしまいます。作り方を書いた紙も同封しておりますので、それを見ながら作っていただけたらと思います。

ご注文は、お店の方へご連絡いただければご対応させて頂きますので、ぜひお気軽にお声がけください。

冷凍商品に入っている説明書き
うな巻をご自宅でも楽しめます。

待: 自宅でも美味しく食べられるように送られてくるこだわりが嬉しいです。自分で巻いて仕上げるのも楽しそうですね。
うな巻についてお話しいただきありがとうございます。それでは、お店のことなども少しお聞きしたいと思います。

お店では鰻のせいろ蒸しや蒲焼き、そしてうな巻などの鰻料理の他に、鰻以外でもいろんなお料理がありますね。

田: はい。駅前という立地もあり、柳川に観光に来られた方はもちろん、柳川でお仕事された方にも喜んでもらえるように、そして最近はいろんな国の方が来られますので、せいろ蒸しを食べられない方にもご対応できるように、料理の種類は幅広くご用意しております。
ランチや通常のお食事、宴会などのゆっくりしたお食事から、電車に乗る前や降りて帰る前などのちょっとした時間も楽しんでもらえるようなチョイ飲みセットもありますので、気軽にご利用いただきたいですね。

待: ランチや一品料理から郷土料理など、和風から洋風まで幅広い料理の種類で、いろんな方に楽しんでもらえますね。 今後の展開なども教えて下さい。

田: はい。 今後もさらに商品開発をしていきたいですね。豚肉でうなぎのおにぎりを巻いた「とんむす」や、イベントのみで販売している「うなぎのチャーハン」など、昔から鰻や鰻のタレを使った商品を作っているんですが、まだ開発途中のものもあるんですよ。そういうのを作りあげたいですね。
そして店内メニューやお土産品、催事やイベントだけでお出しする商品などさらに充実させ、お客さまに喜んでもらえるお店にしていきたいです。

柳川には若くて活動的な方々がたくさんいらっしゃるので、交流を深めたり、勉強会などへも参加していけたらと思ってますし、今後も様々な事を通して、さらに柳川のPRをもっとしていきたいと思ってます。

待: はい。今後の商品展開や柳川のPRを楽しみにしています。今日はいろんなお話をありがとうございました。

田: はい。ありがとうございました。

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福泉操 外観 : 西鉄柳川駅西口からすぐ、目印はうなぎの看板です。

三福観光㈲ 福泉操
福岡県柳川市三橋町下百町31-1 (地図
☎: 0944-73-5760
営業開始: 11:00ー23:00
https://fukusensou.com/

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お一人様から宴会まで、落ち着ける店内でお食事を楽しむことが出来ます。

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柳川ブランド認定品: うな巻   販売価格 :  1,300円(税抜) 
お持ち帰りと店内では税率が変わります。

※この記事の内容は令和2年3月4日現在のものです。