初めまして。この度新しく地域特派員になりました澤田(サワダ)です。
横浜から引っ越してきて約半年ですが、やはり柳川のことを大好きになりました。
食べ物→新鮮でおいしい、安くて美味しいレストラン・スイーツの店がたくさん
土地→お堀のおかげか、とにかくのんびりしていて気持ちいいー!
人柄→優しい、親切、温かい
琴奨菊→本物見ちゃったよー、オーラすごい(興奮)!
と、柳川の魅力はいくつも感じているのですが、やはり1番は『人の良さ』。
といいますのも私事で恐縮ですが、
慣れない新天地で、育児と家事と引っ越し後の片付けと、とにかく必死な1年でした。
その中でのんびりとした温かい人柄に支えられた!と、心から感謝しています。
ということで、初めての特派員ブログは、❝厳選❞柳川の人の良さ「エピソード5つ」を紹介させてください。
エピソード①
道行く人が、「赤ちゃん、かわいかね~」とたくさん言ってくれる
こちらに来て驚いたのが、赤ちゃんをかわいがってくれる通りすがりの人の多さ。
それも子どもからお年寄りまでと年齢も幅広いです。
立ち止まって「かわいい」と、言ってくださる方、目線でかわいがってくださる方。
方法も様々ですが、子どもをゆったり温かく受け止めてもらっているという感じがしています。
エピソード②:白菜おじさんがいる
自転車のカゴに大きな白菜を載せているおじさんを見て
「白菜いいですね。安かったんですか?」
と、つい主婦的な声のかけ方をした私。
すると「いるかね?」と言われ、
「知人が白菜を作っているが、うちにはもう充分あるから」とのことで、ルンルン♪で頂きました。
丸々とした大きな白菜だったので、ザクッと切って友達にもおすそ分け。
それから会うごとに白菜をくださるようになりました。
“頂いて・分ける”という行為って、幸せになります。
白菜おじさん、心のホッコリをありがとうございました。
エピソード③:駅員さんが感動的な優しさ
赤ちゃんを連れて、初めて電車に乗る日がやってきました。
子どもは騒がないか、上手く目的地へ行けるか緊張します。
切符売り場で駅員さんに「塩塚っていう駅に行きたいのですが」と質問。
すると「そこは無人駅だから、先頭車両の一番前から降りて運転手さんに切符を渡してね」と言われ、まずローカルルールに驚きました。
切符を買って、改札を通ると、先ほどの駅員さんが待っていてくれて、声をかけてくれました。
乗るホームとエレベーターの場所について詳しく説明してくれた後、ベビーカーを載せる手伝いまで申し出てくださいました。
ホームはたった2つで、電車とホームとの高さもそこまでないのですが、都会のドライさに慣れていた私にとって、この丁寧な対応に嬉し、ビックリです。
さて塩塚でドキドキしながら降りると、なんとっホームの端に5・6段の階段が。
私の「どうしよう~」の表情を見た運転手さんは、ニコッと笑って、
サッとベビーカーの片方を持ち一緒に降ろしてくださいました。
よく考えれば、抱っこヒモで抱っこし、ベビーカーを畳んで片手で持って
階段を降りれば良かったのですが、緊張で思考が硬直。
赤ちゃんを連れての外出は、かなりドキドキします。
でもこんな温かい丁寧で感動的な対応をしてもらったおかげで、
どんどん出掛けて行こう!と勇気をもらいました。
エピソード④:ヒーローのような高校生のお兄ちゃんがいた
イベントでもらった風船を、うっかり手放してしまった息子。
少し重りがついていたので空には上がっていきませんでしたが、
風船は向こうの方へ風に流されていってしまいました。
泣き出す息子に「仕方ないよ」と言っていると。
後ろから「よければ僕がとってきましょうか?」と声がしたと思ったら、
私たちの横をサーっと走り抜け、柵を軽々と越え、風船をキャッチし、戻ってきてくれました。
息子に手渡してくれたのは、高校生のお兄ちゃん。
驚いていたので「ありがとう!」しか言えませんでしたが、本物のヒーローに初めて会いました。
その高校生のお兄ちゃんはもちろんですが、
柳川に来てから、子どもの伸びやかさ、子どもらしさ、優しさ、礼儀正しさを、
お世話になった保育園や様々なところで見かける機会がありました。
昔ながらの子供らしさの良さがここでは守られて、育てられてる。
そんなことをしみじみと感じさせられ、感動した一件でした。
エピソード⑤:人と協力するのが大好き、そして柳川のことが大好き
商店街にある街おこしの拠点KATARO base32で開催されていた女性創業支援講座に、ご縁があり参加してきました。
こちらは、商店街の中にあるカッコいい建物で、普段はカフェで美味しいコーヒーを飲めたり、イベントなど色んな楽しいことをされている場所です。
https://www.facebook.com/katarobase32/
その講座では、30代~70代までの男女数名が参加されていました。
終了後は、参加者同士で話が大盛り上がり。
そのうち話している方々が、同じようなことを言っていることに気が付きました。
「柳川のことが好きで何かしたい。でも一人でできることは限られている。だからみんなで力合わせんとね。」
横浜でも東京でも山口県でも「私が何をするか、私が何をやりたいか」という話がほとんどだったので、
「連携、協力、力を合わせる」のキーワードが多いことに驚きました。
また家の畑で野菜を作るのも「うちはナス作るから、お宅はトマトお願いね!」
というように役割分担し、出来た収穫物を分け合うことをされている方もいるそうです。
そしてどこへ行っても、
お店のおじいちゃんも、
美容室のオシャレなお兄さんも、
乳幼児健診でお世話になったおばさまも
み~んな、口を揃えて
「柳川っていいとこでしょ。住みやすいでしょ。」
というようなことを言っていて、我が柳川に誇りを持ってる、柳川大好きが伝わってくるのです。
こんな多くの好意を受ける中で私が感じたのは、柳川の土地と人たちの根っこに流れている「足るを知る」という精神。
【自分の現状を良いと肯定している→自分の現状が好き→自分が好き→だから周囲の人にも好意をもって接することができる】というような循環です。
肩に力を入れて、「もっともっと」と自分を未来へ追い立てるのではなく、
リラックスして、“今持っている当たり前の幸福を感じる”というような感覚です。
私が“柳川の良さ”について、ずっと住んでいる柳川の人に力説していると、
「そうかな~」とキョトンとされることがよくあります。
柳川の土地と人がもっている“穏やかさ、優しさ、親切さ”
それらを当たり前のこととして育ち、
当たり前のこととして子どもに受け継がれていくのを見ていると、すごく羨ましくなります。
それと同時に、自分の中にある柳川を愛してる感情に気付かされます。
恋に落ちるのに時間なんて関係ないんですね。(照れますが、本心です。)
ということで、
- 一人でも多くの人が柳川に来て
- 土地の持つ柳川パワーでのんびり気持ちよくなって
- 柳川の人の優しさで心がホッコリしてもらえますように
を目標に、
私は外から来た者として、柳川を愛している者として、家事育児に必死な母親として、
柳川を伝えていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。