事務局だより

匠の技 柳川花ござ

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こんにちわ、ブログ特派員の寺島です。
お盆を過ぎたとたん、急に朝夕が涼しくなり、ずいぶんと過ごしやすい気候になりましたね♪
そんなお出掛け日和のシルバーウィークの初日に、とある職人さんのお宅へお邪魔せさて頂きました。

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みなさん、『花ござ』って御存じですか?
一般的に、『ござ』と言えば、イグサで織った畳表と同じようなものを想像しがちですが、『花ござ』とは、色鮮やかに染められたイグサで花や様々な絵柄を織り上げた、柳川に昔から続く伝統工芸です。

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しかし、安価な中国イグサの台頭や、生活様式の変化による畳の使用減少などにより、徐々にその生産量は衰退し、今回、取材させて頂いた椛島一郎さんは、そんな数少ない『柳川花ござ』を支える職人さんの一人です。

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今ではデザインの設定はデジタル化され、フロッピーを使用されているとのことですが、20年ほど前までは下の写真のようなカード (モンガン) を使用していたそうです。

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ちなみにこちらの機械、まだまだ現役だそうです!

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本来は上の写真のような色をしているイグサを、それぞれのデザインの色に合わせて業者さんに指定して染めてもらい、機械で織り上げていきます。

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それでは、ここからは色鮮やかな花ござの世界を堪能してください♪

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昔は白地に柄を浮かせるものが多かったそうですが、こちらは装飾といって、全面に色が浮かび上がっています。
そして、こちらがその裏面です。

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正直言って、私には見た目だけではどちらが表裏なのか区別が付きませんでした(笑)
椛島さんいわく、こちらのござを購入された方の家を訪ねてみると、だいたい裏面を表にしている・・・と言って笑ってありました。

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ちなみに、裏表の区別を見るには、ござのヘリを見ればいいそうです。
表はツルツルしてて、裏はザラザラしてます。
触ってみると、すぐに分かりますよ(*^_^*)

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こちらは来年用に、ちょうど取材に伺った日に作られたばかりという、夏用の花ござの新作です。
明るくって元気が出る感じですよね♪

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こちらの渋い色目のゴザは、なんと小さくカットされてバッグへと変身するそうです!
花ござで作られたバッグだなんて、上品で夏場は涼しげで良いですよね♪

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こちらは、跡取りでもある息子さんのご友人からの依頼で製作されたという家紋入りです!

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麒麟に、鯉の川登り・・・まさに、花ござのデザインに限界はありません。
ちなみに、これらは通常のござとしてではなく、主にタペストリーとして用いられているそうです。
確かに、こんなに見事な作品を足で踏むなんてこと、恐れ多くてできませんよね(^▽^;)

この後、図々しくもご自宅にまでお邪魔させて頂いちゃいました!

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ご自宅の中も、至る所に花ござが素敵なインテリアの一部として配置されていました。

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写真では、まるでカーペットのようにしか見えませんが、これも花ござです。
しかも、こちらのデザインの原案は、なんと奥様のお友達が着ていた洋服の柄なんだそうです( ´艸`)

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こちらは、可愛らしい座布団♪

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これぞ、まさに柳川!って感じのタペストリーですが、こちらの『 柳川 』の文字、実は椛島さんの奥様のお父様が15年ほど前に書かれた作品なんですよ!

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こちらは、5月の節句用のタペストリー♪
鯉のぼりと金太郎さんが可愛いですね(*^_^*)

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そして、私が今回イチオシしたいのがコチラです!

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一見ただのランチョンマットに見えますが、なんと結婚式の席辞表を裏面に付けて、引き出物として使われたそうです!
このアイディア、すごく良いと思いませんか?
是非、これからご結婚を考えてある方は参考にしてみてください♪
これは絶対、招待客の皆様も喜ばれること請け合いですよ!(*^_^*)!

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今回は、お仕事中でお忙しい中、わざわざ時間を割いて取材を受けて頂き、椛島様ご家族の皆様、本当にありがとうございました。
しかも、図々しくもお土産に花ござのタペストリーまで頂いて、本当に感謝の言葉しかありません。
長年、柳川に住んでいましたが、こんなに見事な、まるで一枚の絵のようなござをを見たのは初めてでした。
本当に、素晴らしい作品に触れさせて頂き、眼福の時間を過ごさせて頂きました。

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最後に、ご家族での記念写真です。
美しい花ござの伝統の技は、椛島さんから息子さんへとしっかり引き継がれています。
そして、いつの日か、そのお孫さんへと、絶えることなく受け継がれていって欲しいと思います。

こちらでは、一般のお客様からの注文も受けられるとのことなので、もし興味を持たれた方は下記までお問い合わせください。

《 柳川花茣蓙  椛島一郎様宅 》
住所 : 〒832-0058
柳川市大字久々原704番地
電話 : 0944-73-6978

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