事務局だより 静かに時が流れてゆく場所 投稿日:2011年9月8日 路地裏にひっそりと佇むコンクリートレンガ造りの倉庫。 移りゆく柳川の時の中で、この倉庫は何を見て聞いてきたのだろう。 ここは、まさしく静寂の場所。風にそよぐ木の葉の囁きが聞こえてきます。 江戸前期の柳川藩儒学者「安東省庵」(1622-1701)とそのお弟子さんの墓が夏の終わりの日差しに輝いていました。長崎に亡命してきた明の朱舜水に師弟の礼を執り、経済援助をした人でもあります。さて、現代に安東省庵先生が生きておられたら…… -安東省庵, 朱舜水