27
4月-2011

3.講評

 

講評者:光浦 毅氏(西鉄旅行株式会社 九州営業本部国内エージェントデスク所長)

 

只今ご紹介にあずかりました、西鉄旅行の光浦と申します。国内の企画・運営・販売というものをやっております部署の責任者でございます。本日はお招きいただきましてありがとうございます。昨日から、どんな提案が出るのか非常に楽しみにしていまして、皆さまの発表を聞きまして、良く研究されて素晴らしい内容だと思います。

プロと言いますと、やはりコストだとか告知の宣伝費だとか、どうしてもそういう所に触れてしまいますので、それは今日はなしという事で、今日は皆さまの発表の中で、「ここをもっとこうしたら良いんじゃないかな。」という所でお話をさせていただきます。それがすぐに実現できるかというのは別でございましょうが、講評させていただきます。

 

●柳川高校掘割班●

柳川の一番の魅力はやっぱり掘割であると思います。水郷柳川というサブタイトルが付くぐらいですから、水郷は一番のテーマだと思います。観光資源としては、秋の白秋祭や春のさげもんめぐり、そしてゴールデンウィークあたりの新緑というのが一番掘割がにぎわう時期だと思います。そこで、できましたら若い方なので、その時期以外にどうやって売るかを考えていただければと思います。若い人を集めるために、例えば若い方が一番集まる時期として一番良いのは夏休み。それから2月であればバレンタイン、12月であればクリスマスがあります。そういった若い方が一番賑わうイベントを、どう水郷と結びつけていくかというのを考えられたら面白いのかな、と思いました。先ほどイルミネーションの話も出ましたし、灯篭とか灯りといったテーマも方法もいくつかあるので考えていただけたらと思います。

それから、現代ではなかなか一箇所でお客様を集めるというのは難しい時代です。柳川だけに来て、お金を落として行ってください下さいといってもなかなか難しい。ですから、例えば大川や久留米のイベントの時に、例えば川下りと家具という風にコラボでできないか研究していただけないかな、と思います。

 

●有明海班●

体験型タコ釣りであるとか、舟の中で蟹を食べながらのクルージング等、非常に面白いと思います。有明海と言いますと、一般的には海苔のイメージなので、海苔を使った何かできないか。また、有明海から見た景色は何が見えるか、という。そのあたりの逆の目線も欲しかったかなと思います。また、有明海と言ったらもう一つ魚介類があると思いますが、柳川ならではの説明がもうちょっとあっても良かったのかなと思いますし、どこで手に入れれるのか、例えば中島の朝市があるじゃないか、というのも考えていただければ良かったのかなと思います。なかなか実現は難しいと思いますけれども。

 

●まち歩き班●

非常に良い内容だったと思いますけれども、白秋邸であるとか柳川城跡だとか有名な所がたくさんあると思いますが、私は福岡なので、できたら柳川に来て何を見たいかと言いますと、味噌蔵や醤油蔵といった地場産業の工場見学や体験をしたいと思いますので、その辺も発掘していただけたらと思います。

また、途中で触れられていたように、まち歩きで重要なのは、休憩場所ですね。そしてトイレ。女性の方は特に気になりますので、トイレの場所と数まで今後お調べいただければと思います。後は、お土産であるとかその休憩所で何が食べれるかといった事は重要な要素でありますので、大変良くできた発表だったと思います。

 

●歴史・文化班●

実はここはこれから伸びていく所だろうと思います。『歴女』という歴史大好きの女性の名称がありますので、もう少し立花家の歴史というものを触れられても良かったのかなと思います。やはり戦国武将というのはかなり人気がありますので、柳川の誇る武将なので、そこを触れられても良かったのではないかと思います。大松下の飴やまよい焼きは大変私も参考になりました。

 

●九州産業大学講評●

どちらも良い内容だったと思います。ただ、出来たら九州産業大学の学生さんは専門的にやってらっしゃる学部だと思いますので、実際自分の友達を柳川に連れてくる時にどう見せるかなど、もう少し掘り下げていただいてもよかったのではないかなと思います。少々辛口ではありますが、実際旅行商品を作っていく中で、キャッチコピーというのがいります。キャッチコピーで今何かと言いますと、電気関係もですが、今は『エコ』です。エコと柳川をどう結びつけるかです。そして『オーガニック』もです。オーガニック、有機栽培と柳川をどう結びつけるかです。それから、『健康・長寿』というテーマです。女性で言えば『ダイエット』とか『エステ』。そして『フリーマーケット』も今流行っています。従来の柳川のイメージと新しい柳川のイメージを構築する時に今挙げたキーワードが重要になってくるのではないかと思います。この辺りも、少し掘り下げて研究いただければ、新しい観光客の方の増大につながっていくのかなと思います。実際、東京の方が地方に来て一番体験したい内容としては、ビニールハウスに入ってその場でトマトをもいで食べたいという内容だそうです。自然なものを自然なまま食べてみたいという事です。これが今の時代のトレンドではないかと思います。

また、イベントについてもいろいろあるでしょうが、若い人が参加したいと思うイベントを逆に作ろうと言う事でチャレンジしていただけたらと思います。とても強い告知方法というのは新聞広告等あるんですが、現実的にとても強いのは『口コミ』です。口コミというのは原価タダなので、是非「柳川に行くと面白いよ。」というのを口コミでされるためのもとを作るのはどうかなと思います。是非頑張っていただきたいと思います。

LINEで送る
[`evernote` not found]

0

 likes / 0 Comments
Share this post: