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4月-2011

2.九州産業大学学生発表

(1)掘割・有明海班

DSC00434今回の柳川体験を通して、掘割は、シーズン別・自然の中での川下りが楽しめ、、普段見ることができない草花をみることができることが分かりました。また、有明海は、水族館では有明海独特の魚をみる事ができますし、クルージングしながらのタコ釣りができ、のりの養殖産業の景観も間近でみることができるという魅力を発見しました。さらに、共通の魅力として、普段見ることのできない場所からの景色を楽しめ、伝統文化が保たれていると感じました。しかし若者が観光するためにはいくつかの課題があります。柳川の地域活性化に向けた大学生の観点からの提案をさせていただきます。柳川に対してのイメージは川くだり・外観は古い町並み・自然が豊富・特産物としてうなぎが有名・有明海の海の幸が味わえる楽しみがあるということです。今回の体験内容は、川下り・クルージング・水族館見学とまち歩きを行いました。

掘割は、川にごみが多く水が汚れています。街並みの景観を損ねる看板があります。今現在船頭さんは高齢の方が多いため、次世代を担う若い船頭さんが少ないです。川下りでの途中下車をすることが出来ません。そして、自然は多い反面、色が単調なため色みのある花が少ないということが挙げられます。

有明海は、クルージングをすることによって海洋産業に悪影響する懸念があり、景観の破壊につながる恐れがあります。観光地としての方向性も定まっていないため、クルージングを観光商品するには準備不足だということも挙げられます。また、水族館では、生物の説明板など設備が整っていません。

柳川全体の課題としては、道路と歩道の幅が狭く、観光対象となるポイントまでのアクセスも悪く、御花や白秋生家のある観光のメインとなる地区以外の案内板が不足しています。また、町や海にゴミが目立っているので美化の必要性があります。さらに、柳川市自体が観光地としての受け入れ態勢を確立できていない現状であるため、現在の柳川市の観光に対して若者の需要が少ないなどが挙げられます。

以上を踏まえて、私達が感じる感性について述べたいと思います。ゆっくりとした雰囲気作りが町全体で行われている。昔ながらの景観を保っている。若者向けの観光地には向いていない。川下りを中心とした観光地作りを行っている。有明海という観光資源を生かしきれていない。また、うなぎを食べに行きたいけれども、若者には値段が高く感じられる。以上のことが挙げられます。そこで今から各分野での提案を行っていきたいと感じます。

まず一日船頭体験を実施することです。先頭体験では川下りをする中で景色を見る、船頭さんからの柳川のガイドを聞く、そして船頭体験をすることで川下りの魅力がさらに向上すると考える。

次に川下りコースの改良です。今現在、外堀コースが活用されていないという話を聞いたので、外堀コースを観光客が自由に漕げるようにする。

夜の観光客を増やすために柳の木にライトアップとしてイルミネーションの設置。

そして川下りで柳川の特産物の販売です。川下りをしながら軽食できるように、柳川の特産物であるうなぎを使って、おむすびや、バーガーをお手ごろな価格で販売する。川下りする身近な場所に設置することで観光客が買い求めやすくなると考えます。

また、Cafeの設置も提案します。会長さん宅で会長の奥さんの手作りのプリンを頂いたので、川下りの途中で立ち寄れる場所があれば、少しでも滞在時間が増えるのではないかと考えます。

それから有明海に関しては、メインのツアーをいれるのではなく、ほかの柳川観光のツアーの一部に取り入れることによって有明海の良さを知ってもらえたらと思います。

最後に、体験型観光の確立です。水族館などでの魚とのふれあい、クルージングでタコ釣り体験から小学生向けの自由研究として有明海に滞在させるのはどうでしょうか。

以上の事を踏まえて半日コースの提案を行います。昼に川下りをしながら軽食をとる。その後、実際に船頭体験。資料館へ行き有明海の独特の魚を見て、触れ、昔使われていた漁をするための器具を見学。自分たちの手でうなぎをさばき、そのうなぎを自分の手で焼ける蒲焼体験。その後有明海でのクルージング。海苔の養殖時期には海苔の水揚げをし、夏は花火大会時に船の上から花火を見る。Cafeにて柳川の町並を見る。

 

(2)まち歩き・歴史・文化班

まち歩き班は、バスを降りた後に柳川城跡を目指し、白秋生家を視察し、その後、最近柳川の名物になっている「うなまん」を精肉店にて購入しました。うなまんをほおばりながら、旧戸島家住宅を視察し、その後は御花に行き、川下り乗り場までバスで移動して、船頭体験を含めた川下り体験をしました。

歴史・文化班は、日本の道百選を歩きながら辻町を目指し、西方寺に行き、三柱(みはしら)神社を視察した後に、船頭体験を含めた川くだり体験をしました。

柳川に対して私達の最初のイメージは、しだれ柳や町がきれいなどといった、独特の雰囲気が印象的というイメージで、街歩きに適していると考えました。また、有明海が近いこと、自然にあふれているというイメージから、海・山の幸に恵まれていそうという印象も持っていました。

マイナスイメージとしては、道が狭いのに対して、車や観光バスの量が多いこと、御花以外に、印象に残る建物が少ないことなども含め、若者向けの観光地ではない、という印象であること。観光する場所や、イベントなどが少なそうであるというイメージを持ち、柳川市の位置が分かりにくいというイメージが挙げられました。そのことは交通が不便であるということも連想させると思います。

しかし、今回の街歩きでまた新たな魅力等について発見しました。街並み・建造物がきれいであることから、まち歩き向きであることの景観の魅力。売店の人や、観光施設で働く人が気さくであったことから、人情の魅力。船頭体験をしながら、川下りができ、見る、だけでなく、する、という体験の魅力。白壁が整理されていて、全体的に街が落ち着いた雰囲気であると感じた景観の魅力。祝日であったことも含め、観光客が多く見受けられ、人で賑わっていたことから、様々な出会いがあるという魅力。以上の5点です。

しかし新たな課題も発見しました。川下りの最中に売店が2箇所ありましたが、ジュースなどといった、普段の生活でも買うことの出来るものを販売してありました。川下りをしているので、うなまんを販売するなど、柳川でしか食べることが出来ないものを販売するべきだと思いました。そして若者向けでないということです。どの施設も「見るだけ」ということしか出来ず、それぞれの施設でイベントごとや、何か工夫を凝らして、船頭体験のように、何か体験ができる取り組みを行うべきであると考えます。また、町の人とのふれあい体験などがなく、民家との共存が柳川の特徴であるのに活かせていない。名所の案内も少なく、名所から名所へ行くルートが分かりづらかったのも問題だと感じました。多様なルートを確立することで、様々な年齢層の観光客誘致が可能になると考えられます。

新たな課題を踏まえ、今後の柳川について、外観・景観がきれいであることから、そういった景観を目で見ることで人間の心を癒す作用をもたらし、また、柳川に訪れる人は癒されることを求めていると考えました。観光スポットが密集しているため、まち歩き向きであることは明確であるので、柳川観光に景観は最も大切なものであり、これからもこの景観を維持しながら守っていくことが大きな鍵になると言えると感じました。

また、若者の求めるものとして、目で見るということだけでなく、なにか「する」というものを求めます。また、気さくな売店のおばちゃん、ユーモアのある船頭さんなどといった、普段の生活では関わることのないような人との出会い、つまり人情に溢れることを求めます。夜に活動できる場所を好むことも挙げられます。

さらに、テイクアウトできる軽食をワゴンなどで販売することも提案します。まち歩きをしていて、歩きながら食べるものとの出会いが非常に少なかったように感じました。まち歩きの醍醐味は、首からデジカメをさげて、食べ物を左手に、地図を右手にではないでしょうか。様々な軽食を販売することで、若い女性の観光客の誘致の増大に大きくつながると考えられます。

そして、観光スポットを回るスタンプラリーを実施することも提案します。それぞれの施設でスタンプを集めて、全部集めた観光客には何か些細なプレゼントを提供する、といったイベントを行うことで、一貫されたルートが確立されると考えます。

以上を踏まえての『柳川de川柳ツアー』を紹介します。これはスタンプラリーを基盤として成り立つツアーです。柳川の各名所にスタンプを設置し、計4か所の観光スポットへと足を運ぶようになっている仕組みです。三柱神社に行き、その後川下り乗り場まで行き、船頭体験を含めた川下り体験を行い、その間2か所立ち寄る売店にて、販売員の方と会話を交わし、スタンプをもらう。川下り後は御花を目指し、建物にちなんだ貴族風の衣装を身に纏い、柳川に来たという意味合いも込めて、記念写真をとる。その後は、白秋生家を視察し、今回のツアー名にもなっている、川柳体験を行う。何か1つテーマを決め、同じツアーを回っている人全員で、川柳を書き誰が1番素晴らしい川柳が書けるかを競う。審査はツアーを先導するボランティアガイドの人などが自らの感性で行い、1番よかったと評価された人には何か些細なプレゼントを贈呈する。

このように、スタンプを集めるということに軸を置き観光地を回ることで、どこに行けばいいんだろう、何を見ればいいのだろうという戸惑いを除くことができ、なおかつ柳川に来たという記念を残せる企画や、自分の意外な一面を見つけることができるかもしれない川柳大会などといった企画を行うことで、十分に若者を引き付けることができるのではないかと考えます。また、各所の間にはワゴンで軽食等を販売し、歩くことに退屈しないような工夫を行えば、より一層まち歩きとした環境が整うのではないでしょうか。

また、空き家の活用も重要です。このようなツアーを終え、足を運びたくなるのはどこか座れる場所。そこで私たちが考えたことは、今現在、空家になっている状態の民家をどうにか使えないだろか、ということです。外観はそのままで、昼間は女性を対象にしたランチを行うカフェとして、夜になると若者がすっと立ち寄れる洒落たバーとして活用すると、昼間に訪れても夜に訪れても楽しめる、2つの顔を持つ飲食店へと変貌します。このように使われていない空家をうまく活用すると、若者の関心が広くなるのではないかと考えました。

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