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10月-2013

中島朝市の今と未来

中島朝市通り


 

中島朝市 2「昔はこげんやなかった」
「ぜんぜんちがう」
「ばさらかおった」

 おばあちゃんは口を揃える。
2013年9月21日、西鉄中島駅から徒歩一分にある柳川市大和町の中島朝市通り(大徳商店街)にお邪魔した。

 

 

商店街の現在

DSC_0135DSC_0159DSC_0143DSC_0127DSC_0117DSC_0100DSC_0090DSC_0043DSC_0037DSC_0019                                                        モンテヤマザキ浦ショップを経営しながら中島商店会会長を務める、浦善信さんに話をお聞きした。

 現在の常設店舗は28店。多い順に八百屋が8店、鮮魚店が3店。他には商店、肉屋、お茶屋、花屋、電気屋、メガネ屋、呉服屋、てんぷら、漬物、海苔、手作り帽子など様々なお店がある。これに加えて軒先のあちらこちらで小さな店が開かれている、このような”露天”は自分で作ったものを持ち込み売っている店がほとんどだそうだ。

 8時半頃から店が開き終わり11時頃にお客さんが少なくなる。昔はお昼過ぎまで賑わいが続いていたそうだ、年々営業時間は短くなっているらしい。現在店主の大半は親から引き継いだ2代目店主とのこと。

 浦さん(前出)は嘆く「今はなかなか跡継ぎがいない。みなが高齢化して次の時代につながっていかないかもしれない」

 

 

 DSC_0070帽子を編んで50年になるという女性。NHKから取材を受けたこともあり全国から買いにくる人もいるとか。本気を出せば2、3時間で一つ完成するそう。手元を見ないですいすい編んで行く。

「編んでる時が一番楽しか」

 

 

 

 

 

 

 

歴史

 成り立ちは江戸時代まで遡る。実に200年程前、後に中島朝市通りとなる場所で人々がものを売り始めた。そして60年程前、正式に大徳商店街(中島朝市通り)が誕生した。

 昔はラーメン屋、飲み屋などの飲食店が4〜5軒、パチンコ屋、郵便局、さらになんと映画館や芝居小屋(戦前)もあったとのことである。現在2列の通りが朝市に使われているが、当時は3列あったらしい。

 浦さん「当時は間違いなく町の中心だった」。昔の朝市通りは人で溢れていた。

 

現在の取り組み
 朝市の賑わいにかげりが生じたのは2006年、集客の核となっていたスーパーマーケット「日の出屋」が撤退してからだ。危機感を感じた中島朝市は浦さんを中心にして「中島商店会」を発足。朝市活性化の為に動きを加速させる。

①ガチャポンキャンペーン
 500円買い物するごとに補助券を貰う、6枚貯まったら、つまり3000円分買い物することで抽選券を貰える。抽選券を使って商店街各地に設置されたガチャポンが引け、様々な景品がもらえる。春と秋、年に2回開催しており次回は10月20日を予定している。
②100円市
 その名の通り、各店頭に100円特価の商品を陳列。毎回大盛況である。
③中島朝市便
 出張サービスである。新鮮な商品を家まで届けてくれる。午前9時〜正午までに注文すると15時〜17時に届く。配達料は300円とお手軽である。詳しくはこちらから。
④学生の参加
 中島小学校や有明小学校の生徒達が一日店主として店頭に立つ。また地元の高校生が出店、やきそばなどを売る。いずれの日も活気で溢れかえる。
 以上、様々な取り組みを行っている。100円市などがある日はNHKの取材も来たらしい。

DSC_0016DSC_0014左 なかしま朝市便の宅配センター

右 空き店舗。このテナントは1日1000円で貸し出しているとのこと。軒下でいい場合は店主と交渉になるが相場は1日300円〜500円。いずれも破格の安さである。

 

 

中島朝市の未来
 中島朝市には遠方からも多くの人が訪れる。筑後や荒尾、また県外からの利用者も多い。「古い懐かしい感じがいいよね」そう言ってくれるそうだ。素晴らしい朝市をより多くの人に認知してもらう為にも、イベントの告知の為にも、ホームページがあるといいと思った。浦さんに尋ねると「10月1日に県の商工会の指導を受ける、その時来られる方の一人がホームページ担当の人」とのこと。もしかしたら近い将来朝市のホームページが見られるかもしれない。

 また現在実現しようと取り組んでいるプロジェクトがあるそうだ。それはポイントカードプロジェクト。中島商店会、柳川商店会、沖端商店、三橋商店連合会のメンバーが集い柳川独自のポイントカードを考えているとのこと。浦さんは買い物することでポイントが貯まるというだけでは人々は使ってくれないと考える。行政に協力を仰ぎ、清掃などのボランティア活動に参加することでもポイントが貯まるようにしたいということだ。面白い考えだと思った。朝市でポイントカードなんて聞いたことない。導入されれば是非使ってみたい。


中島朝市DSC_0003 最後に浦さんは目の前の空き地を指差して語ってくれた。
「例えば、こういう所に15坪ぐらいの小さな木造のような店を、なるだけお金をかけずにできんかなと。今回は持ち主が駐車場にされるらしいけど。もし売るときがあれば声を掛けて下さいと言ってある。一つの夢」(右イメージ図)

 

■問い合わせ
出店したい、イベント等の朝市全体:(中島商店会会長、浦善信)TEL 0944-76-3258
中島朝市便:TEL 0944-76-3190

■取材協力
中島商店会会長、浦善信さん
中島商店会の皆さん          ありがとうございました。

柳川市地域特派員 大坪

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