02
3月-2012

子どもの成長を祈り「さげもん」を飾る

 

柳川地方に江戸末期から伝わるという「さげもん」。
春の柳川では、女の子の健やかな成長を祈りお雛様と共に飾られます。
「さげもん」は初節句のお祝いに、お雛様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたというのが始まりだといわれ、7個7列の49個、中央に柳川まりを2個さげて全部で51個。人生50年と言われていた時代に、一年でも長生きしてもらいたいという切なる親の願いが込められています。
柳川市上町で手芸店を営み、さげもん教室の講師も務める安徳ミチ子さんは、「さげもんづくりのきっかけは、娘の初雛を作ったこと。もう45年も前のことですよ」と嬉しげに話します。当時、さげもん作りの伝承者から直接指導を受ながら、さげもん作りを学んだとのことでした。
さげもんは、一針一針手で縫っていくため、一対完成させるまでにベテランで半年、慣れた人でも1年かかるということで、「生徒さんが苦労して、お孫さんのためにさげもんを作り、完成されたときの喜ばれる姿はほほえましいですよ」と話します。
3月1日からは自分の店でも、たくさんの「さげもん」を飾り、「柳川雛祭り さげもんめぐり」(期間:2月11日~4月3日)の見どころの一つとして、観光客の受入れも行っています。
「親から子へ、子から孫へ、心温まる思いやりの心を伝える「さげもん」の伝承を、たくさんの若い人たちが習い続けてもらいたいですね」と安徳さんは話します。

 

 

安徳さんは、絹による「さげもん」の注文販売を行っています。
問合せは「やすとく屋糸店」(℡0944-72-2668)までどうぞ。
また、「さげもん」は柳川ブランドショップ「おいでメッセ柳川」(℡0944-72-9510)でも期間限定で販売しています。

 

さげもん巡り情報

LINEで送る
[`evernote` not found]

0

 likes / 0 Comments
Share this post: