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1月-2014

ハゼ蝋を干しています。

地域特派員の江口です。

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柳川の紅葉の代表格といえば、ハゼの木ですよね。冬になれば、葉も枯れ落ちて鈴なりのハゼの実だけが残ります。

このハゼの実がハゼ蝋となって、和ろうそくや口紅、クレヨンの原料になるということを知っていましたか?

以前、三橋町百町では、このハゼ蝋がたいてい天日干しされていたんです。

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ハゼの実を見る度に、ハゼ蝋を干していた光景を思い出し、懐かしくてたまらなかったのですが、やっとハゼ蝋を干してあるところを見つけました。

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ここ柳川市三橋町東百町の目野周平さんという人が、三橋町では一軒だけ、昔ながらのハゼ蝋を干してありました。とても懐かしい香りがします。

みやま市高田町の(合資会社)荒木製蝋さんから生蝋を仕入れて、濾過して木枠に入れてハゼ蝋を作ります。それをまた粉砕して、ハウスの中で一ヶ月半ほど干すのです。すると白い蝋となります。

ハゼの実から蝋になるところを、荒木製蝋さんに見せていただきました。

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筑後市や久留米市、佐賀県、大分県、長崎県など九州一円から収穫されたハゼの実を荷揚げされます。このリフトに積まれたハゼの実から2割程度しか蝋にならないそうです。

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まずハゼの実を脱穀され、ハゼの殻を燃料にして蒸気が流れます。

140108ハゼの実を粉砕して40℃の釜の中で2時間蒸すことで蝋が抽出されます。

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100℃に溶解された蝋を60℃まで冷まして、どんぶり茶碗に注いで固形の生蝋を作ります。

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生蝋を粉砕したハゼ蝋を、ハウスの中で一ヶ月半ほど干すのです。干すほどに白くなります。

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干された白蝋をまた溶かし、臭いや不純物を取り除き、真空状態を通過させ遠心分離機にかけて蝋を抽出し、精製されます。

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この精製された白蝋が外国や化粧品会社、鉛筆、クレヨン、和ろうそく等の製造業へと出荷されていくそうです。

手間暇かけて精製されたハゼ蝋は、純国産で希少価値が高いものなんですね。

このハゼの実を採る職人さんも少なくなったらしいので、もっとハゼ蝋の価値を見直して普及されたら良いですね。

柳川のハゼを見かけたら即収穫するような、誰か猿飛佐助の様な人はいないでしょうか?1キロ200円ぐらいで買い取りだそうです。

そしてビニールハウスがあれば、ハゼ蝋を干すのも一つの仕事になりますね。

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