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10月-2017

白秋先生のうたに触れる

こんにちは。特派員のツツミです。
食欲、スポーツ、芸術、読書と、秋を表する言葉はたくさんありますが、
今月は、芸術の秋と絡めて、北原白秋先生を取り上げます。

白秋先生は柳川の児童のための副読本「やながわ人物伝」にも紹介されています

偉大なる詩人、北原白秋(1885~1942)は柳川生まれ。
亡くなって70年以上経った今も、
地元では「白秋先生」と呼ばれて親しまれています。

柳川を訪れた声楽家の方から
「皆さん、今も先生って呼ぶんですね」と驚かれました。
故郷の人にとっては「教科書の中の偉人の一人」で
会ったことも、見たこともないけれど、だからといって
「白秋」と呼び捨てするのはちょっと‥という感じでしょう。

白秋先生のうたの特徴は
何といっても、そのリズムではないでしょうか。
朗読していると、いつのまにか節がつきませんか?
「あめんぼ あかいな アイウエオ~」などは最たるもので
発音・発声練習に用いられるのも納得です。

「ピッチピッチ チャップチャップ~」や
「チョッキン チョッキン~」のように
擬音語をうまく使ってリズミカルに楽しくうたっているものもあります。

童謡詩人のように思われているところもありますが、
白秋先生、実は最初、詩に曲をつけるのを渋ったと言われます。
ことばへのこだわりを感じさせますね。

声楽を学ぶ方々によれば、
授業の課題曲は白秋先生のうただそうです。
和製オペラの基礎と聞いて、私は驚いたものです。
「夕鶴」や「蝶々夫人」など、日本のオペラ曲はたくさんありますから。

しかし、声楽家が歌う「この道」などを聞くと、
その話にもうなづけます。
朗々としていて情感たっぷりで
楽しくなったり、せつなくなったりします。

白秋先生のうたについては、
「朱欒(ざんぼあ)の会」が
白秋生家・記念館で時折、朗読や歌を披露しています。
朱欒(ざんぼあ)とはザボンのことだそうです。
私は春にこの会の朗読と歌を聞きました。
館長自らフルートを演奏し、
地元ならではのアットホームなコンサート。
朗読も歌も心地よく、あったかい気持ちになります。

白秋生家・記念館で行われた「朱欒(ざんぼあ)の会」の朗読の様子

白秋生家・記念館の館長(左)もコンサートにフルートで参加

この週末、白秋生家・記念館で白秋先生の歌曲演奏会が開かれます。
白秋先生のうたの世界に魅せられた
声楽家(ソプラノ)が関西から訪れます(下記チラシ参照)。

また、10月末には
「朱欒(ざんぼあ)の会」の夕暮れコンサートも開かれます。

白秋先生はザボンを朱欒(ざんぼあ)と呼びました

朱欒の会メンバーの帯は詩集をイメージして特別に作ったものでした

11月1日~3日には「白秋祭」が行われ、
川下りを利用した水上パレードでは先生のうたがあちこちで聞かれます。
朗読が注目されつつある昨今。
白秋先生の「ことばの力」に触れてみませんか。

◇「北原白秋の歌曲演奏及び映画上映会」
日時:2017年10月8日(日)
第1部 10時開場・11時開演 山本昌代ソプラノコンサート
第2部 13時上映 「柳川堀割物語」(高畑勲 脚本・監督、宮崎駿 製作)
会場:白秋生家・記念館(柳川市沖端町55-1 TEL 0944-72-6773)
料金:無料(入館料が必要です)
※参考サイト;
白秋生家・記念館ホームページ
コンサートFacebook → コチラ

2017年10月8日開催の歌曲演奏&映画上映会

◇「柳川ゆるり旅」白秋の命日を前に夕暮れコンサート
日時:2017年10月27日(金)18:00~19:00
会場:白秋生家・記念館(柳川市沖端町55-1)
料金:1,000円(入館料込み、飲み物・お菓子付き)
定員:20名
お申し込み:白秋生家・記念館TEL 0944-73-8940
※参考サイト;
柳川ゆるり旅ホームページ → コチラ
(№20をご覧ください)

コンサートの様子

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